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桜奉行 幕末奈良を再生した男・川路聖謨
発行:養徳社
四六判
344ページ
定価
1,800円+税
- 書店発売日
- 2016年11月26日
- 登録日
- 2016年10月31日
- 最終更新日
- 2016年10月31日
書評掲載情報
2017-01-15 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 高橋千劔破(作家、評論家) |
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紹介
大国ロシア相手に和親条約締結を成し遂げた幕末の敏腕外交官・川路聖謨(としあきら)――その知られざる奈良奉行時代を直木賞作家が描く
明治元年三月十五日
――江戸城総攻撃の日 前日の勝・西郷会談での攻撃回避決定を知らなかった川路聖謨は切腹の上ピストル自殺した――
その時の彼の眼に映ったものは 奉行として初めて目にした古都奈良の桜ではなかったか……
世相がすさみ町も寺も荒れていた奈良を建て直した人間味あふれる川路 中でも特筆すべきは庶民も巻き込んだ桜楓の植樹活動である
その時植えられた桜は 百六十年たった今も 奉行所の裏を流れる佐保川の堤で美しい花を咲かせている
上記内容は本書刊行時のものです。