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大学文化資源の情報発信 早稲田大学演劇博物館(編集) - 八木書店
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大学文化資源の情報発信 (ダイガクブンカシゲンノジョウホウハッシン) 演博改革の10年 鳥越館長の時代 (エンパクカイカクノ10ネン トリゴエカンチョウノジダイ)

ビジネス
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発行:八木書店
A5判
372ページ
定価 10,000円+税
ISBN
978-4-8406-9679-1   COPY
ISBN 13
9784840696791   COPY
ISBN 10h
4-8406-9679-9   COPY
ISBN 10
4840696799   COPY
出版者記号
8406   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2018年12月13日
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紹介

 演劇博物館は、昭和3年の開館以来、演劇およびその関連資料が膨大に蓄積されていった。資料の概要は、貴重書はいうに及ばず、絵画・ポスターなどの美術資料、衣裳・道具などの立体資料、音源・映像などの時間資料など多種多様の資料が、未整理のまま保管されていた。1988年に就任した鳥越文蔵館長は、これらの資料を広く公開することを最大の課題として、資料公開の体制を整備した。具体的には、職員・研究助手の意識の改革を伴う公開に対しての具体的な方法・手段の確立である。
 本書は、鳥越館長時代の職員・助手が行った作業のノウハウを具体的・客観的に記す。例えば、上記資料の分類方法を提示する他、資料の保存のための修復・補修の方法などである。さらに、インターネットを使った使用の公開方法・海外展示の段取り、各種イベント開催の方法を示した。
 また、これらの改革を経た早稲田大学演劇博物館に対する識者の評価を集めた。
 本書は、全国の博物館・資料館の効率的な情報発信のために、必読の書である。

目次

口絵(1988~1999年に収蔵した貴重資料から20点を厳選 カラー図版で掲載)
 刊行にあたって……………………………………………………………………………………演劇博物館館長 竹本幹夫
 私の演博的自叙伝…………………………………………………………………………………演劇博物館元館長 鳥越文蔵
第一章 改革の展開と総括
1.新体制の確立………………………………………………………………………演劇博物館元事務長 嶋根 繁
改革の着手/公開に向けた一歩―所在調査・データ入力の開始/収蔵庫の整備拡張へ
2.基盤整備……………………………………………………………………………演劇博物館元事務長 嶋根 繁
演劇博物館振興基金の発足/資料公開・情報発信をめざして/収蔵環境の改善をめざして/情報発信・海外展・改修
第二章 演劇情報の発信―整理・目録・データベース化
1.館蔵資料の公開に向けて
(1)貴重書・錦絵(赤間亮)・博物(松山薫)・視聴覚(佐藤嘉子)・和書(吉田克己)・洋書(澤田敬司)
(2)貴重資料の補修……………………………………………………………………………………永井美和子
(3)館蔵資料の充実…………………………………………………………………………和田 修、細井尚子
(4)目録・図録一覧………………………………………………………………………………………八木雅子
2.展示施設等の刷新………………………………………………………………………………………八木雅子
3.提携館・分館構想……………………………………………………………………………東晴美、細井尚子
第三章 七十周年記念事業の展開
1.海外展・「世界の中の日本演劇」点(ニューヨーク展・ミュンヘン展)………………………………高山 茂
2.七十周年記念行事・記念公演…………………………………………………………………………嶋根 繁
3.双柿会再編とボランティアの導入……………………………………………………………………高山 茂
4.記念戯曲賞………………………………………………………………………………………………伊藤 洋
5.『日本演劇史年表』の刊行……………………………………………………………………………高山 茂
第四章 演博改革の成果
演博改革十年の意味(座談会)……………………………………………………鳥越文蔵・野村万作・渡辺保
演博改革の成果………………奥島孝康・篠田正浩・ドナルド キーン・松崎仁(他各界の識者全16名)
近事申報………………………………………………………………………………………………………鳥越文蔵
付・演劇博物館記録(昭和63年~平成10年)
 まとめとして……………………………………………………………………………………演劇博物館前館長 伊藤 洋
 コラム 蔦を切った話/バリアフリーにならなかった話/トイレ改修について/「夢」を語る/島田正吾ひとり芝居二題/演劇博物館補修の会について/双柿会再始動の頃

著者プロフィール

早稲田大学演劇博物館  (ワセダダイガクエンゲキハクブツカン)  (編集

1928(昭和3)年10月、坪内逍遙博士が古稀の齢(70歳)に達したのと、その半生を傾倒した「シェークスピヤ全集」全40巻の翻訳が完成したのを記念して、各界有志の協賛により設立されました。以来、演劇博物館には日本国内はもとより、世界各地の演劇・映像の貴重な資料を揃えています。

上記内容は本書刊行時のものです。