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ススメ!算法少年少女 小寺 裕(著/文) - みくに出版
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ススメ!算法少年少女 (ススメ サンポウショウネンショウジョ) たのしい和算ワールド (タノシイワサンワールド)

学参
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発行:みくに出版
A5判
168ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-8403-0535-8   COPY
ISBN 13
9784840305358   COPY
ISBN 10h
4-8403-0535-8   COPY
ISBN 10
4840305358   COPY
出版者記号
8403   COPY
Cコード
C6041  
6:学参I(小中) 0:単行本 41:数学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2024年2月25日
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紹介

学問としてではなく、くらしやあそびの中で親しまれてきた江戸時代の数学「和算」。近年、算数・数学のおもしろさの本質を伝えるものとして、学校教育の場でも注目を集めています。本書は、東大寺学園で数学教諭として長年教鞭をとっている小寺裕先生が、未知なる数学「和算」の世界をご案内します。小・中学生にも解ける問題も多数掲載した、これまでなかった、子どもから大人まで楽しめる和算入門書です。江戸時代の文化としての「和算」の魅力をぜひ感じてみてください。

目次

巻之一 はじめまして和算
一、和算ってなんだ?――小説『算法少女』から 
二、この土地の一辺の長さは?――和算の基本・開平術
三、ますます数学ができますように――和算を伝える貴重な文化財・算額
〈コラム〉和算という文化

巻之二 和算のきほん
一、鶴と亀はそれぞれ何頭?――便利な公式・盈不足
二、円の面積どうやって求める?――数学最大の研究テーマ・円周率
三、三角形の中の円の大きさは?――和算家大好き・内接円
四、お米1粒が一生分以上に?――累乗の計算
五、江戸の「算」3つ――奇遇算・入れ子算・杉形算
六、2400もの公式を集めたものも――公式集は和算の必須アイテム
七、公式を使いこなして「無用の用」に――『算法助術』と『精要算法』より
八、八十一で〝くく〟と読む――公式を楽しく覚える和算の歌
〈コラム〉算木の使い方[入門編]/二田の争い

巻之三 くらしの中の和算 
一、このお米、いくら?――江戸時代のお金の計算
二、1両って、いまの何円?――江戸時代の物価の話
三、棒1本で山の高さを測る――江戸時代の測量術
四、江戸が3時なら大阪は?――江戸と大坂の時差を求める
五、道を造るには?――土地に道を造る術
六、“十干十二支”ってなに?――江戸時代の暦を知る
〈コラム〉算木の使い方[基礎編]

巻之四 和算というあそび 
一、どうやって油を分ける?――遊びとして数学・油分け算
二、香りの種類は何通り?――江戸の遊戯・源氏香
三、お盆に見かけるあの形…――切子灯籠の表面積を求める
四、四畳半の並べ方は?――『算法童子問』より
五、絵本で楽しく算術を学ぶ――『絵本工夫之錦』より
六、ねずみじゃなくてたぬき算?――『算法珍書』より
七、うたいの中の算法――謡曲『竹弄』より
〈コラム〉わが家の和室は…/「水戸黄門」の和算

巻之五 算額にみる和算 
一、天神さまの梅鉢紋を解く!――大阪府・畑天満宮の算額
二、大和の算額から――奈良県の5つの算額
三、今はなき幻の算額――北海道・義経神社の算額
四、墓石に彫られた算額!?――風変わりな算額たち
〈コラム〉遊歴算家

巻之六 映画「天地明察」より
〈コラム〉和算系小説

さくいん

著者プロフィール

小寺 裕  (コテラ ヒロシ)  (著/文

1948年生まれ。信州大学理学部数学科卒業。2006年に二代目福田理軒を襲名。現在、日本数学史学会運営委員長。東大寺学園中学校・高等学校教諭を長く務め、授業で算題を扱うなど、数学教育における和算の可能性に注目している。全国の算額調査も鋭意継続中。著書に『和算書「算法少女」を読む』(ちくま学芸文庫)『だから楽しい江戸の算額』(研成社)『江戸の数学 和算』(技術評論社)などがある。最近では映画「天地明察」(2012年公開)の和算監修も務めた。

上記内容は本書刊行時のものです。