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環境を考えるBOOK ⑤獣害から始まるお話 日能研教務部(著/文) - 日能研
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環境を考えるBOOK ⑤獣害から始まるお話 (カンキョウヲカンガエルブック ゴジュウガイカラハジマルオハナシ)

学参
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発行:日能研
B5判
168ページ
定価 1,200円+税
ISBN
978-4-8403-0505-1   COPY
ISBN 13
9784840305051   COPY
ISBN 10h
4-8403-0505-6   COPY
ISBN 10
4840305056   COPY
出版者記号
8403   COPY
Cコード
C6037  
6:学参I(小中) 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2024年2月25日
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紹介

私たちを取りまく環境・社会で起きていることがらをテーマとして取り上げ、それに関連する内容を、自分と他者、日本と世界、昔と今といったさまざまな切り口から、ダイナミックな広がりでとらえたシリーズ、それが『環境を考えるBOOK』です。

本書は「環境問題」を論じたり解説したりした本ではありません。環境の変化を「問題」や「害」ととらえているのは人間であり、その変化によって人類が滅びたとしても、地球は存在し続けることでしょう。環境を必要としているのは地球ではなく私たち人間の方です。そのような視点に立って、今起きている現象を手がかりにして考えていきたい。だから『環境を考えるBOOK』なのです。

実はこの本は、日能研を卒業していく子どもたちへのメッセージに端を発しています。本との出あいを通して、子どもたちが自分の中で動いたことを感じ、これからの環境をつくっていくために考え、行動を起こす。そのきっかけになれたら――そんな日能研の思いをのせて2008年からプロジェクトが始まりました。1冊の本が、確かに子どもたちの中に根づき、芽を出し、枝を伸ばしている。そんな実感を持っています。

この出版を機にさらに多くの皆さんに手に取っていただき、たくさんの「始まり」になれたらと心から願っています。

さて、第5巻は「獣害」。最近、田畑や森林、市街地に出没する動物のニュースが後を絶ちません。しかし人間には「害」でも、動物にすれば今の環境の中で生きやすさを求めた結果ともみえます。本書では、1~4章で立場や法律、歴史、食習慣などから、5章で日本の神道文化から、獣害の背景にある人と動物の関係をとらえ、「生物多様性」や「持続可能性」を考えていきます。

目次

第1章 人も獣も暮らしている
●野生動物と遭遇したら、うれしい? 困る?
●害ダンス!?
●今の獣害、昔の獣害
●動物と人のかかわり
●獣害はどこから生まれるの?

第2章 獣害の歴史的背景
●獣害と法律・制度
●森のはなし

第3章 狩猟と肉食
●肉を食べる
●ジビエって何?
●食べる、食べられる
●食卓に肉がのぼるまで
●日本人と肉

第4章 日本人と動物のかかわり
●人間にとって「動物」とは?
●遺物から食生活を探る~日本人と動物のかかわりの歴史①~
●稲作伝来! そのとき野生動物は?~日本人と動物のかかわりの歴史②~
●「肉を食べてはいけない!」という決まりが出された~日本人と動物のかかわりの歴史③~
●身分によってちがう食生活~日本人と動物のかかわりの歴史④~
●ニワトリは家畜動物? ペット?

第5章 神話 動物 日本人
山と人と獣(けもの)の物語をたどって……
●気候が変わった! そのとき動物は?~縄文の世①~
●場所を決めて暮らす~縄文の世②~
●鉄と出あう。そのとき人は…… 
●山を拝む
●山と人と獣をつなぐ~マタギ~
●山で修行ざんまい~修験道の歴史~

<Part2>神話・神道と獣と日本人
●神社のルーツを追ってみよう!
●日本の神道の変遷
●日本の神話に登場する神様の系譜
●神の使いとなった動物たち
●いた神、来た神
●神様いっぱい、諏訪大社
●神道と人びと……そしてクニ
●再び分かれた神様と仏様
●伊勢神宮を訪ねて

上記内容は本書刊行時のものです。