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再び大阪が まんが大国に甦る日
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年4月1日
- 書店発売日
- 2014年4月1日
- 登録日
- 2014年6月20日
- 最終更新日
- 2020年7月14日
紹介
辰巳ヨシヒロ・手塚治虫・花村えい子
らが築いた漫画・アニメの源流。
“マンガ出版社"、“漫画家"を大研究! !
戦後、手塚治虫や辰巳ヨシヒロ、花村えい子……らが築いたまんが大国OSAKAは、貸本まんがの衰退とともに終焉をむかえた……かにみえた。
しかし、その後、大手出版社とは一線を画した独立系の若者たちが地道な活動をつづけ、やがてそのことが関西の美大に世界でも珍しいアニメ学科・学部誕生へと発展してゆく。
新たな才能がプロとして続々と芽吹きはじめた今、まんが大国OSAKA再生への道が少しずつ拓けてきたのではないだろうか。
世界のマンガ文化の雄、フランスで今、注目され、再評価される。
マンガ、アニメをこよなく愛する人たちへ贈る、マンガ、アニメの源流を創った漫画家からのメッセージ。
二度と集められない、漫画家たちの生の声。
稀有な研究資料群。
文化を深耕する『新なにわ塾叢書』から、漫画本出る。
アングレーム国際漫画祭( フランス) 特別賞受賞
……辰巳ヨシヒロ『劇画大学』『劇画漂流』など
アングレーム国際漫画祭( フランス)Patrimoine 賞
(文化遺産賞)ノミネート。
……松本正彦『隣室の男』『劇画バカたち! ! 』など
ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール展( フランス)特別賞受賞
ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール正規会員
……花村えい子『霧のなかの少女』『花影の女』『花びらの塔』など
目次
■第1章「駒画×劇画対談 松本正彦×辰巳ヨシヒロ」
松本正彦、辰巳ヨシヒロ、斧田小
はじめに
きっかけは手塚作品
何もなかった日の丸文庫
「影」発刊
「隣室の男」の革新性
高橋真琴のヌードデッサン
日の丸文庫倒産
劇画、東京進出
よくわからなかった「迷路」
劇画工房入るな
収入は良かった
■第2章「関西の若手まんが家にきく」
助野嘉昭、谷岡曜子、森下真、吉村和真、中野晴行
若手まんが家、集合
大学在学中のデビューも
なぜ大学でまんがを学ぶのか?
未来は“紙"か“電子"か?
質疑応答│なぜ最近のまんがは絵が似ているのか?
■第3章「パリを沸かせた花村ワールド~花村えい子、画業55年をたどる~」
花村えい子
はじめに
「描きなはれ」と言われて?
貸本まんがから始まり?雑誌へと活動広がる
東京に拠点を移す
パリで好評博す
「霧のなかの少女」がゴールデンタイムのTVドラマになる
親友・楳図かずお
画業50年。
■第4章「まんがのふるさと・大阪」
中野晴行
はじめに
赤本とは…貸本とは…
豪傑、大野きよし
マルチな才能で活躍した酒井七馬
SFまんがの新しい風?モリ・ミノルと田川紀久雄
雑誌「まんがマン」に集まった新しい才能
東京へ若き作家たちが流出
研文社で人気の社領系明
大阪の若いまんが家たちが新しい時代をひらく
リアルなタッチの平田弘史?苦労人・水島新司
質疑応答
■第5章「天才・手塚治虫とその時代」
竹内オサム
大阪の出版文化
戦後のマンガ出版は2本立て
手塚治虫と関西
「マアチャンの日記帳」でマンガ家デビュー
「新寳島」40万部の謎に迫る
赤本マンガで技術を養う
勃興期に出現した巨人がマンガの世界を飛躍的に発展させる
質疑応答
■第6章「わが青春の貸本まんが時代」
ビッグ錠
はじめに
子供時代、新鮮な感動を味わった手塚治虫ワールド
貸本文化のただ中へ
高校2年の時「バクダンくん」でデビュー
研文社に集まる若き作家たちとの切磋琢磨
ひとコマまんがやパロディーまんがも注目される
まんが家として再始動。「釘師サブやん」大当たり!
質疑応答
■第7章「補講・大阪のまんがと「ぼくらの時代」~'60~'80 年代グラフィティ~」
村上知彦
■資料編「まんが史~大阪にゆかりのある主な作家・代表作品・年表~」
■付録『バクダンくん』
佃竜二(ビッグ錠)
上記内容は本書刊行時のものです。