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父の日記 <伊奈信男賞受賞作品> 太田 順一(著) - ブレーンセンター
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父の日記 <伊奈信男賞受賞作品> (チチノニッキ イナノブオショウジュショウサクヒン)

芸術
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大型本
117ページ
並製
定価 3,400円+税
ISBN
978-4-8339-0544-2   COPY
ISBN 13
9784833905442   COPY
ISBN 10h
4-8339-0544-2   COPY
ISBN 10
4833905442   COPY
出版者記号
8339   COPY
Cコード
C0072  
0:一般 0:単行本 72:写真・工芸
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2010年3月
書店発売日
登録日
2010年3月1日
最終更新日
2012年10月30日
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受賞情報

伊奈信男賞

書評掲載情報

2010-04-18 読売新聞
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紹介

第三四回伊奈信男賞受賞作品

干潟──消えては現れる幽かな命の痕跡。
2年後、父が死んだ──。
干潟に父の日記が重ねあわせれるとき、
生命の脈動が聞こえ、
希望が見えてくる。

花、草、虫、鳥、貝、そして人……。
循環する生命の鼓動。
大阪湾の環境再生実験のため、岸和田の沖合につくられた人工の干潟。小学校の運動場くらいの大きさの干潟に、2005 年の夏から1年あまり通い、四季のうつろいのなかで撮影をした。陸と海との境界ボーダーである干潟では、潮の満ち引きによって、地面が水没と干し上がりを繰り返す。

目次

【収録作品】
「父の日記」写真46点
「ひがた記」写真42点

著者プロフィール

太田 順一  (オオタ ジュンイチ)  (

1950年、奈良県生まれ。フリーカメラマン。
早稲田大学政治経済学部中退 大阪写真専門学校卒業。


[写真集]
1987年「女たちの猪飼野」晶文社
1988年「日記・藍」長征社
1989年「佐渡の鼓童」ブレーンセンター
1996年「大阪ウチナーンチュ」ブレーンセンター
1999年「ハンセン病療養所 隔離の90年」解放出版社(第12回写真の会賞受賞)
2002年「ハンセン病療養所 百年の居場所」解放出版社
2003年「化外の花」ブレーンセンター(日本写真協会賞第1回作家賞受賞)
2007年「群集のまち」ブレーンセンター
2010年「父の日記」ブレーンセンター(第34回伊奈信男賞受賞)

[著書]
2005年「ぼくは写真家になる!」岩波ジュニア新書

<BR>鈴木 一誌  (スズキ ヒトシ)  (造本

本書の装丁家。
1950年、東京都立川市生まれ。東京学芸大学、東京造形大学ともに中退。
グラフィックデザイナー杉浦康平のもとで12年間アシスタントをつとめ、85年、独立。
本文ページのレイアウト・フォーマットをめぐって朝日新聞社とのあいだで争われた「知恵蔵裁判」を93年に提訴し、
99年に高裁で敗訴。81年、映画批評で第1回ダゲレオ出版評論賞。98年、講談社出版文化賞ブックデザイン賞。
デザインのおもな仕事に『昭和――二万日の全記録』、『Japan An Illustrated Encyclopedia――英文日本大事典』、
『クロニック世界全史』、『大辞泉』、『鈴木清順全映画』、『小川紳介 映画を獲る』、
『加藤泰作品集』ほか多数。
著述に「ページネーションのための基本マニュアル」「明解日本語文字組版」(共著、99年、『印刷ガイドブック――DTP実践編』玄光社、所収)、
『知恵蔵裁判全記録』(共著、01年、太田出版)がある。

ブレーンセンターの本では、『子どもの写真はもう撮れない』(妹尾豊孝、07年)、『群集のまち』(太田順一、07年)
『新なにわ塾叢書1巻 プガジャの時代』(08年)、『新なにわ塾叢書2巻 大阪の近代建築と企業文化』(09年)、『新なにわ塾叢書3巻 水都大阪盛衰記』(09年)
『後藤正治ノンフィクション集』(後藤正治、09年~)、『父の日記』(太田順一、10年)など多数。

追記



老い。その生命の痕跡、その本質

 人間存在の「有限性」と「唯一性」を肯定するため、

 生命の痕跡にシャッターを切る。



大阪湾の環境再生実験のため、

岸和田の沖合いにつくられた人工の干潟。

小学校の運動場くらいの大きさの干潟に、

2005年の夏から1年あまり通い、

四季のうつろいのなかで撮影をした。



陸と海との境界ボーダーである干潟では、

潮の満ち引きによって、

地面が水没と干し上がりを繰り返す。



消えては現れる

幽かな命の痕跡──



2年後、父が死んだ──

上記内容は本書刊行時のものです。