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なにわ塾第81巻 信子のなにわよもやま
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2002年7月
- 書店発売日
- 2002年7月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2020年6月29日
紹介
現代女性俳句の先駆者が語る文学的世界となにわの街。「青空や花は咲くことのみ思ひ」。
目次
まえがき
第一回講座 愛すべき家族、そして街並み
不思議な俳縁
天満八軒家に生まれて
昭和初めの船越町界隈
関東大震災と少年倶楽部
怖かった父が与えてくれたもの
病気でよく学校を休んだ頃
死について考えていた少女時代
俳句が面白いと思った時
ツルゲーネフ、チエホフを読破して
小学生に碁を教えた父
黙々と人生を楽しんだ父の生き方
立ち読みを許してくれた街角で
第二回講座 新興俳句と運命的な出合い
はじめに
師・日野草城の早熟
日野草城の苦境
私の好きな草城俳句について
西洋映画に魅せられて
草城作「ミヤコホテル」十句のこと
俳誌「旗艦」に初入選して
戦争の激化と草城の引退
日野草城の俳壇復帰
猛煙の中で句稿だけを懐へ入れて
楽しかった花嫁学校時代
キャリアウーマンへの転身
第三回講座 戦中・戦後の俳句界と作風
俳人系譜の疑問点について
戦後すぐに復活した俳句雑誌
俳誌の発行を財政的に支えた人
草城師を囲んで開かれた最後の句会
戦時中に聞いた懐徳堂の講義
自由が完全に抑圧された時代に
戦争讃歌一色の俳句界
神戸の句会に出ていた頃
被災者として迎えた終戦
最初の句集『月光抄』の出版
俳句誌「青玄」創刊の頃
第二句集『女身』の装丁逸話
日野草城の「ホトトギス」復帰と死
変わらない作風、変わる評価
第四回講座 桂信子自選五十句を中心に
富沢赤黄男の戦場句から
不易も流行も
社会派のすさまじい攻撃に耐えて
草城俳句の流れを汲んで六百号
誓子俳句研究の成果を問う
とにかくよく働いたあの頃
桂信子自選五十句から
代表句「ゆるやかに着て・・・」について
咲くことのみを思う花として
長生きしているのは俳句のお蔭
覚えやすい俳句はいい句
桂信子自選五十句
講師略歴譜
塾生名簿
塾生のあとがき
(第二十二期塾生 お礼の言葉)
上記内容は本書刊行時のものです。