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なにわ塾第53巻 ワクチンと私 奥野 良臣(著/文) - ブレーンセンター
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なにわ塾第53巻 ワクチンと私 (ナニワジュクダイゴジュウサンカン ワクチントワタシ)

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新書判
248ページ
並製
定価 602円+税
ISBN
978-4-8339-0153-6   COPY
ISBN 13
9784833901536   COPY
ISBN 10h
4-8339-0153-6   COPY
ISBN 10
4833901536   COPY
出版者記号
8339   COPY
Cコード
C0247  
0:一般 2:新書 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
1994年9月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2020年7月15日
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紹介

世界で最初に麻疹ウイルスの分離とワクチン化に成功するなど、伝染病予防に貢献を果たした「日本のジェンナー」が語るワクチン開発物語。

目次

まえがき

第一回講座 ウイルス研究への道程
はじめに
医家に生まれて
少年時代の社会と暮らし
勉強嫌いで通した中学・高校時代
父の一言で細菌学の道へ
ウイルス学の先達・谷口教授との出会い
恩師・谷口腆二先生の人柄
塾生の質問に答えて
マラリア原虫の新種発見
マラリア特効薬の研究
なお根治できないマラリア
デング熱の自体実験
自体実験の勇者たち―天狗会
盗用されたデング熱ウイルスのデータ
森下薫先生の思い出
人間だけの病気は撲滅可能

第二回講座 感染症と大いなる教訓
細菌とウイルスの相違
病気発生のメカニズム
伝染病と感染症
飛沫感染の横網、インフルエンザ
ベクターによる感染
性的行為による感染―梅毒とエイズ
病原体の発見と感染症の減少
新ウイルス発見にまつわる教訓
貴重な経験
野口英世博士と黄熱
稀代の傑物「愛泉さん」の物語
愛泉さんの転機
伝染病と戦争が国・家をを滅ぼす

第三回講座 はしかウイルスの分離とワクチン化
はしか特有の症状と特徴
はしかによる災禍の歴史
藤原道長の幸運
世界中で諺になっているはしか
「子供留守」の張り紙
はしかウイルス探索の苦闘十余年
神出鬼没のはしかウイルス
卵を使ったウイルス培養の成功
ウイルスの干渉現象の活用
微研麻疹部門の誕生
天の恵み―卵
たくさんある科学的迷信
三つのはしかワクチン
成果をあげた地道な努力
はしかワクチンの接種法について
固定観念にとらわれない発想で

第四回講座 ワクチンの歴史と進歩
ワクチンとは・・・・・・
ウイルスの特性
不活化ワクチンと生ワクチン
良いワクチンと悪いワクチン
インフルエンザのワクチン
ポリオのワクチン
ポリオワクチン研究の断念
サルの残酷物語
糟粕を嘗むることなかれ
卵でのウイルス培養技術について
ジェンナーの幸運と洞察力
ワクチン学の急速な進歩
基礎学問としての微生物学
日本におけるワクチン学
天然痘のウイルスは廃棄すべきか

第五回講座 ワクチンの現状と将来
ワクチンの弱毒と試験
弱毒株の選択は自由自在
はしかには二度とかからないか
数万人の協力のもとに
動物実験と人間の独善性
ワクチンの副作用と社会の壁
MMR問題について
ワクチンの将来
低下するワクチンの接種率
ウイルスの結晶について
日本の医療制度とワクチン
日本社会の通年と医薬品開発

略年譜
コーディネーター略歴
塾生名簿
あとがき

著者プロフィール

奥野 良臣  (オクノ ヨシオミ)  (著/文

1915年、奈良県に生まれる。41年、大阪帝国大学医学部卒業後、助教授を経て、大阪大学微生物病研究所の麻疹部門設置とともに部門長として教授に就任。
生ワクチンの合理性に着目し、麻疹ウイルスの分離とワクチン開発に世界でも最初に成功したほか、ムンプス、風疹などの生ワクチンを日本で最初に開発する。78年、大阪大学名誉教授。
第一回小島三郎記念文化賞、紫綬褒章、勲二等瑞宝章、大阪文化賞などを受ける。

上記内容は本書刊行時のものです。