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「神国」の正統論 齋藤 公太(著/文) - ぺりかん社
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「神国」の正統論 (シンコクノセイトウロン) 『神皇正統記』受容の近世・近代 (ジンノウショウトウキジュヨウノキンセイキンダイ)

哲学・宗教
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発行:ぺりかん社
A5判
352ページ
定価 6,400円+税
ISBN
978-4-8315-1532-2   COPY
ISBN 13
9784831515322   COPY
ISBN 10h
4-8315-1532-9   COPY
ISBN 10
4831515329   COPY
出版者記号
8315   COPY
Cコード
C3012  
3:専門 0:単行本 12:倫理(学)
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年2月
書店発売日
登録日
2019年2月19日
最終更新日
2019年2月19日
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書評掲載情報

2019-05-26 読売新聞  朝刊
評者: 苅部直(東京大学教授、政治学者)
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紹介

南北朝時代、南朝方の北畠親房によって著された史書『神皇正統記』。井上毅は明治憲法の起草にあたり『正統記』に依拠している。彼の主張する「正統」概念は、支配秩序や教義的世界観に由来するものではなく日本の本来性と天皇統治を結びつけた歴史的概念であった。近世から近代に至るまで最重要の古典と看做された『正統記』に加えられた多様な解釈の諸相を跡付け「正統」の権力が強化されていく過程を分析した意欲的研究。

目次

序論
第一章 「神国」の「正統」――『神皇正統記』の思想構造
第二章 「南朝」のあとで ―― 近世前期までの『神皇正統記』受容史
第三章 「虚器」と「共主」―― 山鹿素行と新井白石の『神皇正統記』受容
第四章 「神器」と「正統」―― 闇斎学派の南朝正統論
第五章  本来性をめぐる闘争 ―― 前期水戸学における神器論争
第六章 「神書」と「古典」のあいだ ―― 垂加派における『古事記』研究
第七章 「神道」から「古道」へ ―― 『弁道書』以降における「神道」の再解釈
第八章 「国体」の興隆 ―― 後期水戸学における『神皇正統記』の受容
第九章 「神国」の近代 ―― 明治国学と『神皇正統記』
結論
索引

著者プロフィール

齋藤 公太  (サイトウコウタ)  (著/文

齋藤 公太(サイトウ・コウタ)
1986年、東京都生。国際基督教大学教養学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所助教。専攻―日本思想史・宗教史。
論文―「明治国学と『神皇正統記』――刊本・注釈書から見る受容史」(『國學院大學研究開発推進機構紀要』第9号)、「「国家神道」と教育勅語――その狭間にあるもの」(岩波書店編集部編集『徹底検証 教育勅語と日本社会――いま、歴史から考える』)。

上記内容は本書刊行時のものです。