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取引取次:
ト・日 書店
直接取引:なし
当用百科大鑑
昭和三年の日記帳附録
発行:芙蓉書房出版
A5判
198ページ
並製
定価
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年5月
- 書店発売日
- 2022年5月20日
- 登録日
- 2022年4月5日
- 最終更新日
- 2022年5月23日
紹介
日記帳の附録から読み解く昭和初期の世相
明治から現代までさまざまな日記帳が発売されている。
こうした市販の日記帳を利用して書かれた有馬頼寧・上原勇作・河合弥八・松本学・財部彪などの日記が翻刻刊行されているが、本書は、『財部彪日記〈海軍大臣時代〉』(2021年小社刊)で使われた博文館『昭和三年当用日記』(昭和2年10月4日発行)の巻頭部分の記事と巻末付録「当用百科大鑑」を復刻し、日記帳そのものの歴史的価値に注目した試み。
目次
・東京市内の公衆食堂、産院、牛乳配達所、公設質 屋、授産場などの社会施設
・当時現存の皇族、朝鮮王公族、臣籍降下の皇族、 王族華族に降嫁した皇族の一覧
・宮中席次の原則、昭和二年五月時点での高級有位 有爵帯勲者名簿、褒賞の種類
・ラジオを受信する際の手続き
・帝国軍艦表
・全国の国公立・私立大学の一覧と授業料
(国公立と私立大学との間にほとんど差がない)
・文官俸給や議員俸給
・青山葬儀場使用料、産婆報酬、職業婦人の職種別 収入(値段の風俗史として興味深い)
・大原野の一覧(富士裾野が第一)
・世界の高楼・大銅像・大鐘
・世界の郵便局
・人口三万人以上の村
・日本全国の都市人口
(大阪市の方が東京より多い)
【解題】日記の付録――昭和三年博文館『当用日記』付録「当用百科大鑑」(櫻井良樹)
上記内容は本書刊行時のものです。