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太平洋戦争と冷戦の真実 飯倉 章(著) - 芙蓉書房出版
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太平洋戦争と冷戦の真実 (タイヘイヨウセンンソウトレイセンノシンジツ)

歴史・地理
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四六判
240ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-8295-0826-8   COPY
ISBN 13
9784829508268   COPY
ISBN 10h
4-8295-0826-4   COPY
ISBN 10
4829508264   COPY
出版者記号
8295   COPY
Cコード
C3021  
3:専門 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年12月
書店発売日
登録日
2021年11月2日
最終更新日
2021年12月9日
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紹介

太平洋戦争の「通説」にあえて挑戦し、冷戦の本質を独自の視点で深掘りする
開戦80年! 従来の歴史書とはひと味違った側面史


✺「日本海軍は大艦巨砲主義に固執して航空主力とするのに遅れた」という通説は本当か?
✺「軍艦を失いながら生還した艦長は人事で冷遇された」という説は本当か?
✺“パールハーバーの記憶”はアメリカ社会でどのように利用され、戦後の安全保障政策にどんな影響を与えたのか?
✺米ソ首脳間の民生品をめぐる「キッチン論争」を通して、ジェンダーと家庭への封じ込めの視点で“冷戦”を読み解く
✺日本にも波及したキッチン論争はメディアを通した宣伝戦に

目次

第1章 戦艦大和の掩護〔森 雅雄〕
大艦巨砲主義についての予備的考察/真珠湾攻撃とは何なのか/戦艦と母艦の建艦実績/機動部隊の建制の遅れ/戦艦の控置または運用/海軍航空史日米比較/イデオロギーとしての大艦巨砲主義批判/個人の誕生、または航空機搭乗員の社会学的意義
第2章 喪失艦から脱した艦長は冷遇されたのか〔森 雅雄〕
第3章 うつろうパールハーバーの記憶〔飯倉 章〕
――アメリカの安全保障政策との関係を中心にして
記憶という概念の検討/国民を統合する記憶としてのパールハーバー/アメリカの冷戦戦略とパールハーバーの記憶/価値ある同盟国としての日本と経済的パールハーバー/コメモレーションの場としてのパールハーバー/競合する記憶と記憶の政治力学/九・一一と諸々のパールハーバー/それは「恥辱の日」だろうか/オバマ、トランプ両大統領と安倍首相、そしてバイデン
第4章 キッチンをめぐる戦争〔飯倉 章〕
――冷戦と家庭への封じ込め
冷戦史のなかのキッチン論争の背景/ニクソンへの助言/キッチン論争とは何だったのか?(キッチン論争をめぐるテクスト、新聞報道のなかのキッチン論争)/キッチン論争の表象(文化的聖像としてのモデルハウス、キッチン論争は、なぜ有名になったのか?)/ジェンダー解釈とキッチン論争(ジェンダーとは?、メイによるキッチン論争の解釈)/「家庭への封じ込め」とは何だったのか?/ニクソン対ケネディと「男らしさの危機」/軍事が変えたアメリカ? 冷戦と郊外の関係
第5章 日本とキッチン論争と冷戦の終焉〔飯倉 章〕
百ルーブル事件をめぐる報道合戦/冷戦終焉後の最大の脅威としての日本/冷戦の終焉と日本

著者プロフィール

飯倉 章  (イイクラ アキラ)  (

城西国際大学国際人文学部教授。
昭和31(1956)年茨城県に生まれる。慶應義塾大学経済学部卒業、国際大学大学院国際関係学研究科修了(国際関係学修士)、学術博士(聖学院大学)。専門は国際政治学。著書に『イエロー・ペリルの神話―帝国日本と「黄禍」の逆説』(彩流社、2004年)、『日露戦争諷刺画大全(上・下)』(芙蓉書房出版、2010年)、『黄禍論と日本人―欧米は何を嘲笑し、恐れたのか』(中央公論新社、2013年[中公新書])、『第一次世界大戦史―諷刺画とともに見る指導者たち』(中央公論新社、2016年[中公新書])、『1918年最強ドイツ軍はなぜ敗れたのか―ドイツ・システムの強さと脆さ』(文藝春秋、2017年[文春新書])など。訳書に『アメリカは忘れない―記憶のなかのパールハーバー』(法政大学出版局、2007年)など。小説に「勇士の面目」『三田文學』第99巻第142号(2020年夏季号)など。

森 雅雄  (モリ マサオ)  (

城西国際大学国際人文学部非常勤講師。同大学同学部元教授。
昭和28年(1953)兵庫県に生まれる。東京都立大学卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了、東京都立大学社会科学研究科社会人類学専攻博士課程単位取得満期退学。専門は社会人類学。論文に「なぜ彼女は幽霊なのか? 韓国『反日』映画についての註釈」(『城西国際大学紀要』14巻2号、平成18年)、「中国教科書の歴史認識」(『城西国際大学紀要』18巻2号、平成22年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。