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ソロモンに散った聯合艦隊参謀 伝説の海軍軍人 樋端久利雄

歴史・地理 ラノベ

高嶋 博視(著)
発行:芙蓉書房出版

四六判   340頁  並製
価格 2,200円+税

ISBN 978-4-8295-0707-0   C0021
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2017年3月
書店発売日 2017年3月22日
登録日 2017年2月16日

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紹介

“昭和の秋山真之”“帝国海軍の至宝”と言われた伝説の海軍士官の生涯を描いた評伝。

讃岐(香川県)に生まれ、海兵、海大をともに首席で卒業した樋端久利雄(といばなくりお)は、軍令部参謀、聯合艦隊参謀、海軍省軍務局員など軍令、軍政の場で活躍。山本五十六長官が直接指揮した「い」号作戦では中心的役割を担った。昭和18年4月18日、山本長官の前線視察に同行、ソロモン諸島ブーゲンビル島上空で米軍機に撃墜され戦死。
これまでほとんど知られていなかった樋端久利雄の事蹟を長年にわたり調べ続けた元海将がまとめ上げた鎮魂の書が完成!

目次

第一章 山本五十六元帥夫人の弔問
「久利雄戦死」の報/山本禮子夫人の突然の弔問/夫に先立たれた軍人の妻たちの苦難の道
第二章 樋端(といばな)のはじまり
樋端姓の由来/久利雄が生まれた讃岐の町/首席を通した小学校時代/東讃地区の雄、大川中学校に進学
第三章 海軍航空の魁になる!
大川中学校初の海軍兵学校合格者に/久利雄が両親と兄に宛てた決意の書「告辞」/船を乗り継ぎ江田島へ/海軍兵学校の教育/兵学校の日常生活/首席で臨んだ海兵第五一期生卒業式/直ちに遠洋航海に出発/豪州方面一万八〇〇〇海里の遠洋航海/海軍航空の魁ならんとした久利雄/郷里の白鳥神社で華燭の典
第四章 活躍の場を軍政へ
在フランス大使館駐在武官補佐官として活躍/軍令部参謀となり、ジュネーブ軍縮会議全権委員随員に/横須賀航空隊分隊長として実務部隊に復帰/海軍大学校に甲種学生として入校/家族から得たやすらぎ/またも首席で海軍大学校卒業
第五章 軍令から軍政へ
軍令部員となり、母校大川中で講演/盧溝橋事件勃発、上海へ飛ぶ/支那方面艦隊兼第三艦隊参謀としてパネー号事件収拾に尽力/聯合艦隊参謀として司令長官を補佐/斬新な戦法「樋端ターン」―第一五航空隊飛行長/戦略爆撃のさきがけとなった重慶爆撃に参加/久利雄の卓越した戦術眼が評価された大戦果/海軍省軍務局員として軍政の中枢に/少壮軍務局員の情勢認識/真珠湾奇襲、そのとき久利雄は……/対米戦争、久利雄の本心
第六章 ソロモンに散った俊秀
「負け戦の後始末」――二回目の聯合艦隊参謀/慈愛に満ちた家族への手紙/「い」号作戦の中心的役割を担う/山本長官陣頭指揮による「い」号作戦/作戦の評価をめぐる甘い判断/山本長官の前線視察をめぐるかけひき/山本長官と久利雄の運命を決めた電報/米軍が解読していた山本長官の視察計画/山本長官と共に久利雄戦死―海軍甲事件/事件後の海軍の動き/陸軍捜索隊が墜落機体を発見/久利雄の死体検案記録の矛盾/遺骨はラバウルに
第七章 久利雄の残したもの
一か月伏せられた山本長官の死/九月の合同海軍葬まで伏せられた久利雄の死/遺骨がようやく遺族のもとへ/郷里での葬儀/久利雄が眠る多磨霊園と白鳥霊園/それぞれの戦後―千代の場合/それぞれの戦後―一雄の場合

著者プロフィール

高嶋 博視(タカシマ ヒロミ)

昭和27年、香川県大川郡大川村(現さぬき市)生まれ。昭和46年香川県立三本松高等学校卒業(22回生)。昭和50年防衛大学校卒業(第19期生)。卒業後、海上自衛隊に入隊、在ノルウェー日本国大使館防衛駐在官、護衛艦隊司令部幕僚長、第1護衛隊群司令、海上幕僚監部人事教育部長、護衛艦隊司令官、統合幕僚副長、横須賀地方総監などを経て平成23年8月退官。元海将。現在は、執筆・講演活動を行っている。著書に『武人の本懐―東日本大震災における海上自衛隊の活動記録』(講談社、平成23年)、『指揮官の条件』(講談社現代新書、平成27年)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。