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太平洋戦争開戦過程の研究

歴史・地理 ラノベ

安井 淳(著)
発行:芙蓉書房出版

A5判   536頁  上製
定価 6,800円+税

ISBN 978-4-8295-0608-0   C3021
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2013年11月
書店発売日 2013年11月28日
登録日 2013年10月29日

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紹介

陸軍を中心に、海軍・外務省・宮中などが対米戦争を決意するまでの経緯と、政策の決定、執行の詳細を、徹底的な資料分析によって明らかにした論考。

目次

 ■第一部 太平洋戦争開戦とハル・ノート
Ⅰ 序 論
1.太平洋戦争開戦過程とハル・ノート開戦説/2.ハル・ノート開戦説の意義/3.旧軍将校の証言とハル・ノート開戦説への疑問
Ⅱ 東郷外相就任の経緯と外務省内の様相
1.東郷外相就任の経緯/2.当時の外務省内の様相
Ⅲ 「国策再検討」
1.「白紙還元の御諚」/2.海軍の開戦決意/3.「国策再検討」/4.対米交渉案の決定/5.新「帝国国策遂行要領」の成立
Ⅳ 新「帝国国策遂行要領」の執行過程――対米交渉以外
1.陸海軍の作戦準備の完整/2.大蔵省の政戦諸般の準備/3.新「帝国国策遂行要領」にもとづく対米交渉以外の外交措置
Ⅴ 新「帝国国策遂行要領」の執行過程――対米外交
1.新「帝国国策遂行要領」にもとづく対米交渉執行過程/2.新「帝国遂行要領」規定外の外交措置
Ⅵ 開戦の決定とハル・ノートの接受
1.米国の乙案拒絶とハル・ノートの手交/2.ハル・ノート接受前後の連絡会議の様相/3.ハル・ノートにかかわる諸問題/4.外務省の先輩たちの証言
Ⅶ ハル・ノートのその後
1.駐米大使館の様相/2.ハル・ノートと国論統一/3.手を加えられたハル・ノート/4.戦時中と敗戦後のハル・ノート開戦説
Ⅷ 残された課題
1.小括/2.ハル・ノート開戦説否認の意義/3.開戦過程における新たな疑問

 ■第二部 破綻した陸軍の対ソ戦略と「関特演」
Ⅰ 満洲事変が招来したもの
1.満洲事変が招来したソ満国境の新事態/2.ソ満国境の新事態に関する先行研究/3.ソ満国境の新事態に関する陸軍の基本認識/4.ソ満国境の新事態に関する陸軍の対処方針
Ⅱ 日中戦争の勃発から欧州新局面の到来まで
1.日中戦争の勃発と軍備充実計画の修正/2.欧州新局面の到来と陸軍の戦略大転換
Ⅲ 独ソ開戦後の対ソ戦略
1.独ソ開戦に入る前に/2.独ソ開戦のもたらした波紋
Ⅳ 北進論と「関特演」の発令
1.北進の是非/2.「関特演」の発令
Ⅴ 北進断念の意思表示と「関特演」のその後
1.北進断念の意思表示/2.「関特演」・対ソ軍備充実・満洲国建設/3.「関特演」のその後

 ■第三部 太平洋戦争開戦決意と陸海軍の相克
Ⅰ 南方への方向転換
1.「時局処理要綱」とその揺動/2.対南方戦略の揺動/3.太平洋戦争と自給圏の建設
Ⅱ 国力判断と対米不戦の国策
1.陸軍の国力判断/2.参謀本部内の国策策定機関と「対南方施策要綱」の策定/3.「対南方施策要綱」と状況的要素
Ⅲ 南部仏印進駐
1.南部仏印進駐にかかわる諸問題/2.南部仏印進駐への道/3.南部仏印進駐の決定過程
Ⅳ 全面禁輸を迎えて
1.全面禁輸の衝撃/2.永野総長の帷幄上奏とその波紋
Ⅴ 日米首脳会談構想の挫折
1.近衛首相の覚悟/2.軍部の対米不信と焦慮/3.米国の対日不信と首脳会談構想の挫折
Ⅵ 陸海軍の相克
1.近衛内閣末期の陸海軍の相克/2.東條新内閣下における陸海軍の相克
Ⅶ 太平洋戦争開戦決意
1.軍部の対米戦構想/2.「国策再検討」における勝算の検討/3.せめぎ合いの果てに/4.軍人たちの戦後

著者プロフィール

安井 淳(ヤスイ アツシ)

1942年関東州大連市生れ。1965年京都大学工学部数理工学科卒業後、自動車メーカーに就職。社命にて1年間東京大学生産技術研究所研究生(機械力学専攻)となる。2002年から横浜市立大学国際文化学部および大学院の科目履修生、2008年國學院大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了、2011年日本大学大学院文学研究科日本史専攻博士後期課程満期退学。著書『対米戦争開戦と官僚』(芙蓉書房出版)。

上記内容は本書刊行時のものです。