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取引取次:
ト・日 書店
直接取引:なし
陸軍登戸研究所の真実(普及版)
発行:芙蓉書房出版
四六判
220ページ
並製
定価
1,600円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2010年7月
- 書店発売日
- 2010年7月23日
- 登録日
- 2010年6月29日
- 最終更新日
- 2021年8月20日
紹介
陸軍登戸研究所は1939年(昭和14年)に設立された、帝国陸軍所管の研究機関。神奈川県川崎市生田の約11万坪という広大な敷地の中で、陸軍中野学校、関東軍情報部、特務機関などと連携して、生物化学兵器、電波兵器、風船爆弾、中国紙幣の偽札などのさまざまな謀略戦兵器を開発した。秘密戦・謀略戦に深く関わった登戸研究所の全貌は、戦後、多くの人の努力で少しずつ知られるようになった。
登戸研究所の所員だった伴繁雄氏もそうした人々のひとりだった。伴氏は、この研究所で行われたことを後世に伝えるべく、渾身の力を込めて本書を書き上げ、1993年(平成5年)に脱稿されたが、その直後に急逝された。
その後、紆余曲折を経て、伴氏の手記『陸軍登戸研究所の真実』は2001年(平成13年)、刊行された。この本は刊行直後から大きな反響のなか版を重ねていったが、数年前に品切れとなっていた。
2010年3月、明治大学生田キャンパス構内に「明治大学平和教育登戸研究所資料館」が開館。旧日本軍の研究施設をそのまま利用したミュージアムとしては全国唯一のものであり、平和教育・歴史教育の発信地として注目を集めている。
目次
1.秘密戦の組織と構造(登戸研究所、陸軍中野 学校の全貌)
2.登戸研究所各科の研究内容と成果(諜報器材の研究、防諜器材の研究、謀略器材の研究、対生物兵器の研究、電波兵器の研究、風船爆弾による米本土攻撃、対支経済謀略としての偽札工作、実験の困難性と実績の評価)
3.秘密戦の実相(諸戦域への出張報告、登戸研究所の疎開と終戦)
上記内容は本書刊行時のものです。