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司馬遼太郎と朝鮮 : 『坂の上の雲』-もう一つの読み方

備仲 臣道(著)
発行:批評社

  187頁 


ISBN 978-4-8265-0471-3  

奥付の初版発行年月 2007年10月
登録日 2015年12月13日

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紹介

司馬遼太郎の作品『故郷忘じがたく候』にある一行の引用からこの物語ははじまる。それまで慣れ親しんできた司馬遼太郎の作品群への憧憬の念は、日本による朝鮮の植民地支配を「たかが三十余年」と断じたとき、悉く喪失する。その重苦しい意味を心の奥深くに刻んだときから、侵略者として日本人である自分の出自と重ね合わせて、己を苛む長く苦しい旅がはじまる。幼少時に育った遥かなる朝鮮での体験を踏まえて『坂の上の雲』に潜む蔑みの思想と対をなす「日本の優位」という国家幻想を緻密に検証し、維新から今日に至る近代化のネジレ構造を照射する。

目次

1章 明治維新(ねじれた変革
民衆の悲鳴 ほか)
2章 明治新政府(天皇をかつぐ
征韓論争 ほか)
3章 日清戦争(征韓のはじまり
奇襲で火ぶたを切る ほか)
4章 日露戦争(帝国主義戦争
民衆同士が手を結ぶ時 ほか)
5章 東方の覇者(講和条約
日露兵士の抱擁 ほか)

上記内容は本書刊行時のものです。