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ビジネス エニアグラム 木村 孝(著) - 七つ森書館
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ビジネス エニアグラム (ビジネスエニアグラム) 仕事や対人関係の常識を覆す (シゴトヤタイジンカンケイノジョウシキヲクツガエス)

ビジネス
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発行:七つ森書館
四六判
224ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-8228-1897-5   COPY
ISBN 13
9784822818975   COPY
ISBN 10h
4-8228-1897-7   COPY
ISBN 10
4822818977   COPY
出版者記号
8228   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2018年4月
書店発売日
登録日
2018年3月12日
最終更新日
2018年4月13日
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紹介

 エニアグラムとは、古代ギリシアで生まれた「人間学」です。人間の性格を9つの本質に分け、その本質からもっているタイプを見極めることで、自己発見や他者理解へ導きます。
 米国スタンフォード大学の医学者や心理学者によって、体系化され、ゼネラルモータースやAT&Tなど、欧米の大企業で人材戦略の一環として採用され、効果を上げているメソッドです。

 エニアグラムをビジネスに導入すると、
  ・リーダーシップ、チームマネジメント力、ファシリテーション力がアップ!
  ・ダイバーシティ(多様性)の推進、働き方の多様化への対応に直結!
  ・受容力が高まり、コミュニケーションがスムーズに!

目次

■目次
まえがき

序 エニアグラムとは何か
   タイプ診断チェックリスト

【達成者】
第1章 成功志向から成熟志向へ
 成功したい向上心と恐怖のはざまで
 能力開発に向かう
 独立し、エニアグラムを活用して、業績を伸ばす
 リーマン・ショックで栄光からの転落
 人生のどん底へ
 自分の弱みをさらけ出し、受け入れる
 エニアグラムを深め、どん底から這い上がる
 苦しんで六五歳を迎えて、生まれ変わる
 表向きを飾る人生をやめて、本来の自分に目覚める
 タイプ3 達成者のエゴを超えて
 本質的な動機に基づいた“ミッション”に生きる
   Q&A タイプ3の「根源的恐れ」と「無意識の動機」

【完全主義者】
第2章 「不寛容」からの自由
 会社でも、家でも、弱音を吐けない日々
 精神的に追い詰められ、四六時中「死」を考える
 あなたは、何のために働いているのですか?
 完全に向かって努力する「完全主義者」タイプ
 青天の霹靂! 長女が突然、家を出る
 明らかになった、母親と娘の認識のギャップ
 タイプ1の囚われ わたしは間違っていない
 「ねばならない」から「楽しむ」へ
   Q&A タイプ1の「根源的恐れ」と「無意識の動機」
   コラム エニアグラムを学ぶということ

【献身家】
第3章 本当のやさしさとは何か
 人の気持ちを考えない人事異動
 人の助けになりたい
 採用した人よりも、不採用の人のほうが気になる
 人間性と業績が両立する「感動工場」
 ときには突き放すことも、相手のためになる
 「退職」ではなく「卒業」
 仕事だけでなく、夫婦関係もより成熟したものに
 エニアグラムで、子どもたちの本質も受け入れる
 すべての人が生きる力を発揮する社会に
   Q&A タイプ2の「根源的恐れ」と「無意識の動機」

【堅実家】
第4章 全体を考慮し、バランスをとる
 「自分よりも、まずは他人」が行動の基準
 専業主婦から会社勤めへ
 リーダーとしての成長と突き当たった壁
 漠然とした不安が、怒りやイライラを生む
 自分が主役ではなく、みんながうまくいくことが喜び
   Q&A タイプ6の「根源的恐れ」と「無意識の動機」
   コラム ビジネス エニアグラムが目指すもの

【統率者】
第5章 リーダーシップの転換点
 力で人を動かすマネジメント
 ライフライン(人生曲線)を描いて、自己変革へのスイッチが入る
 エニアグラムで、人間の多様性に気づく
 人を理解することで、人が自ら動きだすマネジメント
 「数字をつくる」から「人間を活かす」リーダーシップへ
 息子との関係も変えたエニアグラム
 深い信頼に基づいた人間関係を築く
   Q&A タイプ8の「根源的恐れ」と「無意識の動機」

【楽天家】
第6章 長所を活かし、短所を受け入れる
 好奇心が行動の源
 日常生活でエニアグラムを深める
 「思考優先」で行き詰まった人間関係
 「相手のため」と思っても、意図通りにはならない
 タイプを通して、相手を理解する
 「三つのセンター」を理解し、タイプの違いを受け入れる
 行き詰まりのときこそ、自分のタイプを知るチャンス
   Q&A タイプ7の「根源的恐れ」と「無意識の動機」
   コラム ヤマチユナイテッドグループの導入事例

【調停者】
第7章 ウィークポイントの超克
 優柔不断から脱却し、目標を実現
 同じタイプでも「統合」か「分裂」かで、結果が大きく変わる
 チームをまとめるのにも効果的な“エニアグラム”
 自分らしい働き方を追い求めて
   Q&A タイプ9の「根源的恐れ」と「無意識の動機」
   コラム 統合の方向と分裂の方向

【個人主義者】
第8章 本質を追い求めて
 お客様に最善を尽くすも、同僚から嫌われる
 人間関係の悩みの根元にあるもの
 自分の気持ちをひた隠しにしてきた幼少期
 両親の価値観からの解放
 エニアグラムを学び、両親とのわだかまりが溶ける
 タイプ4 「嫉妬」を乗り越えて
 本質が輝けば、人は美しくなる
   Q&A タイプ4の「根源的恐れ」と「無意識の動機」

【観察者】
第9章 自分だけの世界を超えて
 「わかり合えないこと」を認める
 自分に当てはまることが、他人にも当てはまるとは限らない
 タイプ5 思考で世界を把握する
 「楽しむ」ではなく、「面白がる」
   Q&A タイプ5の「根源的恐れ」と「無意識の動機」
   コラム 新たなコミュニティづくりを目指して

あとがき
参考文献

前書きなど

まえがき

 あなたは今、毎日を自分らしく生きていますか?
 世の中の空気や周囲の価値観に合わせなければと、無理をしていませんか?
 現在のポジションを守るために、あるいは世間体を気にして、自分の内側から湧き上がってくる〝心の声〟を無視したり、抑えつけたりしていませんか?

 私は、1980年代から脳力開発の実践と普及に取り組み、1991年に株式会社ヒューマックスを設立。以来、企業・団体を中心に、リーダーシップ、人間力開発、チームビルディング等の研修プログラムを実施してきました。
 2012年からは、研修のベースを30年来探求してきた「エニアグラム」に絞ることにしました。現在、ビジネスの現場で直面するさまざまな困難や課題に対して、エニアグラムの叡智を活用して人間的成長を図り、それらを解決に導いていく「ビジネス・エニアグラム」を実施しています。
 研修の場で多くの方々と接してきて思うのは、最近、自分らしいあり方を求めて道を模索する人たちが増えている、ということです。
 今、社会のあらゆる局面で、従来の「モデル」が成り立たなくなっています。会社から示された「成功モデル」「出世モデル」にしたがって仕事をこなしていけば、幸せな未来が待っている─そんな時代は終わりました。誰もが自分なりの創意工夫で世の中を生き抜いていく必要があるのです。
 そのとき、本当に生きる力を与えてくれるのは自分自身です。自分の中に独自の価値観や強みがすでに存在し、それを健全な方向に発揮していけば、自分らしいあり方で納得のいく人生を歩むことができる──エニアグラムの叡智は、そんなことを教えてくれます。
実際、エニアグラムを学んでいる仲間たちや私の受講生の中には、エニアグラムを通して、本来の自分を発見し、自分の持ち味をより活かす方向で活躍している方々がたくさんいらっしゃいます。
 また、エニアグラムを通して、自己理解が深まると、同時に他者理解が深まります。エニアグラムでは、人間は誰でも9つのタイプのうち、1つを持って生まれてくると考えます。自分のタイプを認め、受け入れることは、他者のタイプを認め、受け入れることとまったく同等のことであるとわかるからです。
 自分とは異なる価値観を持った人が世の中にいることを理解し、対人関係や仕事を進めるに際して、自分の考えに固執したり、他人を頭から否定したりすることがなくなっていきます。人間は多様であること、自他がお互いに補い合う関係であると知ることは、コミュニケーションを円滑にし、チームの力を最大限に引き出すことにもなります。
 このように、エニアグラムの叡智は、個としての成長のみならず、個と個の信頼関係の構築、多様な個同士の協働によるパフォーマンスの向上につながるのです。……

版元から一言

 アメリカ・スタンフォード大学にて理論化・体系化され、ベストセラー『9つの性格』(PHP研究所)の著者・鈴木秀子先生が日本に紹介した“エニアグラム”。
 「本来の自分を知る」とはどういうことか。
 巻頭にタイプ診断リストを付けましたので、まずは自分のタイプをチェックしてみよう!
 仕事や人間関係において、コミュニケーションを円滑にし、チーム力を最大限に引き出すエニアグラムのエッセンスを、9つのタイプの事例研究から学びます。

著者プロフィール

木村 孝  (キムラ タカシ)  (

 1950年、石川県生まれ。ソニー商事、脳力開発研究所を経て、1991年HUMAX(株式会社ヒューマックス)を設立。国際コミュニオン学会会員。エニアグラム・ファシリテーター。
 脳力開発の集大成から人間の本質の探究を進め、エニアグラムを中心に心理学的手法、大脳生理学の理論を取り入れた研修・ワークショップを開発。大手企業のリーダー研修をはじめ、人材開発や自己開発にも取り入れられる。最近では、中小企業でもワークショップが行われるようになり、一人ひとりの個性を尊重した経営に活かされ始めている。
 著書に『9つの動機』(総合法令出版)、共著に『心と脳を強くするメンタル・トレーニング』(PHP研究所)、『問題解決のための「質問力」』(オーエス出版)、訳本に『スタンフォード式エニアグラム診断と解説』(亀田ブックサービス)など。

 ホームページ http://www.humax-j.com

上記内容は本書刊行時のものです。