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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:40:"マッカーサーの繁栄システム ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-8228-1781-7";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:312:"「日本国憲法」が次世代の経営理念を定め、日本の復興と経済発展を作った。マッカーサーの国家経営システムが、最速の経済発展と、国民の豊かな暮らしを作り出したことを、本書では論証する。主権者である国民への提言の書。";s:6:"author";s:22:"阿吽 正望(著/文)";s:10:"publishers";s:15:"七つ森書館";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:15:"七つ森書館";s:12:"release_date";i:1499785200;}

マッカーサーの繁栄システム 「憲法改正」は、日本を滅ぼす

歴史・地理 ラノベ

阿吽 正望(著)
発行:七つ森書館

四六判   320頁  並製
定価 1,800円+税

ISBN 978-4-8228-1781-7   C0036
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2017年7月
書店発売日 2017年7月12日
登録日 2017年6月19日

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紹介

第二次世界大戦後、「日本国憲法」が次世代の経営理念を定め、日本の復興と経済発展を作ったと語ります。マッカーサーの国家経営システムが、焼土日本に最速の経済発展を作り国民が豊かに暮らす奇跡を作り出したことを論証しています。国家破綻が危惧され、「憲法改正」が議論される現在、主権者である国民への提言の書です。

目次

始めに──戦後日本の奇跡

第一章 壊れた社会
 一 人を壊す教育
 二 秩序を壊す司法
 三 盗む政府
 四 失われた市民自治

第二章 マッカーサーの民主革命
 一 敵国民を救う元帥
 二 繁栄システムの構築
 三 戦後改革の功績

第三章 帝国政治の復活
 一 帝国官僚の復権
 二 官僚統治への退行
 三 戦時経済と貿易戦争

第四章 第二の占領
 一 米国の対日反撃
 二 経済と教育の破壊
 三 奪われる国
 四 病弱社会

第五章 民主政治と日本
 一 イカサマな民主政治
 二 民主政治の発展
 三 民主社会の幸福
 四 日本人と民主主義

第六章 エリートの悪徳
 一 危険な官僚組織
 二 イカサマ法治主義
 三 隠される悪政
 四 エリートの大罪

第七章 知識時代の経営
 一 『断絶の時代』
 二 知識社会の教育
 三 組織社会の経営
 四 新時代への経営改革

第八章 幸福社会の再建
 一 奇跡の繁栄システム
 二 幸福経済の仕組み
 三 日本国憲法の正義
 四 幸福システムの再稼働

第九章 破滅か! 再生か!
 一 盗賊支配国
 二 大きな嘘
 三 国家経営の現代化
 四 民族の選択

終わりに──教育が教える真実

参考文献

前書きなど

始めに──戦後日本の奇跡

 占領軍の一員であったロバート・クリストファーは、終戦時の日本を次のように書いていました。
 「瓦礫の山などという言葉は、気の利かない月並みな文句と言えよう。しかし、戦艦ミズーリ号上でマッカーサー元帥が日本の降伏を受け入れた数日後に私が初めて見た東京は、それ以外に表現のしようのない状態だった。車でいくら走っても、目に入るものは瓦礫ばかりだった。……こうした情景を見ていると気が滅入ってしまい、身の毛もよだつほどだった。……
 あるとき車に同乗していたマッカーサー元帥の参謀少将が、……ゆっくりした口調でこういった。『おれには日本人の奴らに同情する理由など何一つないはずだが、こうして戦勝国の一員となってやって来て、この荒れ果てた街を走っていると、どうしょうもなく日本人達が哀れになってくるときがある。』」(『ジャパニーズ・マインド』)
 すべてを国に捧げて戦った日本国民は、瓦礫の山の住人に落ちぶれていました。国民を犠牲にして築いた一等国日本は、最貧国に落ちぶれ、戦争を後悔し続ける運命と思われていたのです。「日本は簡単に工業国には戻れまい。……小さな自給自足国家に帰るというのが、日本の将来の姿だろう。」と、誰もが、その未来を悲観していました。
 ところが、日本民族は瞬く間に瓦礫の下から這い上がり、新しい国家体制を構築して、最速で国を復興させ、史上最速の経済成長を実現して繁栄国となりました。三〇年後には世界一の工業国となり、四〇年後には世界一豊かな国となったのです。
 安価で高品質な日本製品が、世界市場を席巻しました。ビデオカメラ、ウォークマン、テレビゲーム、省エネ自動車を開発し、スプーン、ナイフまで最高品質の製品を作る日本人は、世界一優秀な民族と称賛されました。
 最盛期の日本は、あらゆる面で世界を圧倒していたのです。教員は、多人数教育の悪条件の中で子供達にダントツの学力を授けていました。警官は、少ない職員で世界一の治安を実現していました。社員全員で製品開発、品質改善に取り組む日本企業には、揺るぎない競争力がありました。さらに、世界一多くの図書が出版され、常に学習して未来を先取りする日本人の賢さと勤勉さに、世界中の人々が舌を巻き、怖れさえ感じていました。
 未来学者アルビン・トフラーは、「日本は、バイオテクノロジーから宇宙にいたるまでのあらゆる先進分野で、先へ先へと進んでいる。研究開発に振り向ける資金はたっぷりあり、先進技術で操業を始める企業なら、世界中どこの企業であれ、投資する余裕がある。超伝導、新素材、ロボット工学の分野でも、日本は最前線にいる。」(『パワーシフト』)と絶賛しました。
 それから二十年余り、現在の日本は、あまりにも惨めです。
 冷戦の終結は、グローバルな経済発展の時代を作りました。ところが、世界一の資産と産業技術を誇った日本は、成長を止め、デフレに呑み込まれて衰退が止まりません。政治家や官僚が「改革」と叫んで行った政策は、産業を衰退させ、生活を劣化させ、財政を悪化させて国の衰退を加速させただけでした。
 現在の日本は、政治、行政、司法、教育、福祉、産業等のすべてが、時代遅れのポンコツになっています。二十万の不登校・退学者、七十万のニート・ひきこもりを発生させる学校教育、冤罪を繰り返す警察と司法、年金破綻、医療荒廃を作る厚労行政、二〇〇万の生活保護家庭を生み出す経済運営、一千兆円の国家債務を作った財政運営、権力争いに終止する議会等、あらゆる機関の運営が出鱈目になり、腐敗しています。「二十一世紀の国」と絶賛された日本は、「十九世紀の国」と嘲笑されるまでに劣化してしまいました。
 日本に学んだアジアの国々は、産業振興に成功して大きく発展しました。シンガポールは、日本を追い抜きアジア一豊かな国となりました。中国は、瞬く間に世界第二の経済大国に飛躍してアジアのリーダー国となりました。韓国や台湾等も経済発展を成功させ、国際社会での地位を高めました。日本だけが、歴史の針を逆回転させたのです。
 財政投資を重ねてデフレ経済を作り、税制改正を繰り返して財政を破綻させ、教育改革で教育崩壊を招き、財政赤字を積み上げ続ける日本政府の国家経営には、突然に痴呆症を発病したかと思える愚さがあります。
 見事に戦後復興を成功させ、世界が絶賛する豊かで高質な社会を作った日本が、なぜ、経済を衰退させ、債務を積み上げて国家破綻を招く愚かな国となったのでしょうか。勉学に励み、豊かで安心な生活を手に入れた日本国民が、なぜ、本を読まず、子供を教育せず、社会を荒廃させる愚かな国民に堕落したのでしょうか。
 そもそも、戦後日本は、どのような経営体制を構築し、どう運営して最速の国家復興と経済発展を作り出したのでしょうか。最速の経済成長を作り、豊かな生活と莫大な資産を生み出した国家経営システムとは、どのようなものだったのでしょうか。
 「戦後日本は、どのように国家経営して豊かな社会を作ったのか。」「日本政府は、何を失敗して衰退国にしたのか。」を、国民が理解できていない現状こそが、日本が衰退から抜け出せない根本の原因です。成功と失敗の原因を明らかにせず、場当たりな政策を繰り返しているから国家破綻の危機を招いたのです。
 日本の再建に必要なことは、「憲法改正」や「軍備強化」ではなく、経済発展や教育向上に取り組むことですらありません。日本社会に必要なのは、戦後史の真実を知り、最速の国家発展と安心生活を実現した「国家経営の知恵」を取り戻すことです。失敗原因を明らかにせず、経営ビジョンを持たず、債務を増やし続ければ、再び大きな悲劇を発生させることになります。

著者プロフィール

阿吽 正望(アウン セイボウ)

1953年 茨城県生まれ。
社会システム研究者 元公立小中学校教員。
著書に『おバカ教育の構造』(日新報道)など。

上記内容は本書刊行時のものです。