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高田明と読む世阿弥
昨日の自分を超えていく
- 書店発売日
- 2018年3月24日
- 登録日
- 2018年3月14日
- 最終更新日
- 2018年3月14日
紹介
昨日の自分を超えていく――。
ライバルは「昨日の自分」。
他人と自分を比べず、「自分史上最高」を全力で追う。
ただそれだけでいつか自分がなりたいと思う自分になれる。
ジャパネットたかたの創業者・高田明が
いつも頑張っているあなたに伝えたい成長のルールとは。
誰かと自分を比べて息苦しく感じている人、
伝えたい思いが相手に伝わらないと悩んでいる人に。
「人生100年時代」を最後までわくわくと力強く生きるヒントを
与えてくれる1冊。
不遇の時代をいかに過ごし、絶頂のときにいかに慢心を抑えるか。
他人の評価に一喜一憂することなく、ただ、ひたすらに自分の
夢を追い続けるための心構えとは何か。
外見を飾り立てるのではない、内面からにじみ出る人の美しさとは何か――。
ジャパネットたかたの創業者、高田明氏が600年の時を超えて出会った盟友が世阿弥。
能を大成した世阿弥の名言「初心忘るべからず」「秘すれば花」などを
高田流に読み解き、現代人に役立つエッセンスを紹介。
ビジネス誌「日経トップリーダー」の連載「高田明と読む世阿弥」を再構成し、
大幅に加筆。能研究の第一人者、増田正造氏が監修し、初心者も楽しく読めて
内容の濃い解説4編を寄せる。
目次
◆はじめに
◆第1章 〈積み重ねる〉 自己更新
変えられないことで思い悩まない
― 「時の間にも、男時・女時とてあるべし」
未熟であるということは、まだまだ成長の余地があるということ
― 「当流に、万能一徳の一句あり。初心忘るべからず」
ライバルは「昨日の自分」。慢心は落とし穴
― 「時分の花をまことの花と知る心が、真実の花になほ遠ざかる心なり」
◆第2章 〈伝える〉プレゼンテーション
話す順番を間違えると伝わらない
― 「一切の事に序破急あれば、申楽もこれ同じ」
独りよがりにならず、機を捉える
― 「調子をば機にこめて声を出すがゆへに、一調・二機・三声とは定むるなり」
情報も腹八分目がいい。余白の効果
― 「心を十分に動かして身を七分に動かせ」
テクニックは人間性を超えられない
― 「非風かへて是風になる遠見あり」
自分の言い分だけ連呼していたら相手の心に届かない
― 「離見の見にて見る所は、すなはち、見所同心の見なり」
自分ではなく、相手のタイミングで
― 「これ、諸人の心を受けて声を出だす、時節感当なり」
すべての独創は、模倣から始まる
― 「この理を知ること、まことの物まねなり」
◆第3章 〈変える〉 革新
180度変えなくたっていい
― 「花と、面白きと、めづらしきと、これ三つは同じ心なり」
うまくいっても次がある 完成はない
― 「ただ、花は、見る人の心にめづらしきが花なり」
そのときの正解が正解
― 「ただ、時に用ゆるをもて花と知るべし」
相手の期待を超えていく
― 「秘すれば花なり。秘せずば花なるべからず」
◆第4章 〈つなぐ〉 永続
人生には終わりがあるが限界はない
― 「命には終りあり、能には果てあるべからず」
期待が不安を少しでも上回ったらやらせてみる
― 「家、家にあらず。継ぐをもて家とす。人、人にあらず、知るをもて人とす」
上記内容は本書刊行時のものです。