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たんぽぽ先生の在宅報酬算定マニュアル 第5版
- 書店発売日
- 2018年6月15日
- 登録日
- 2018年3月27日
- 最終更新日
- 2018年6月27日
紹介
在宅医療専門診療所のパイオニア的存在である永井康徳氏が、在宅医療の報酬算定ルールを分かりやすく整理して解説した書。
2012年8月に発売し、好評を博した書籍の改訂版(第5版)。永井氏が理事長を務める医療法人ゆうの森が年1回主催し、約2000人が参加する「全国在宅医療テスト」の公式テキストにもなっています。
診療報酬、介護報酬、訪問看護療養費の各制度にまたがる複雑な報酬算定の仕組みを、豊富な図表やイラストを使って分かりやすく解説しており、在宅医療に携わる医師や看護師、ケアマネジャーや医療事務にとっては必読の書といえます。在宅医療の現場に即して必要なところから読み進められるよう、各項目は最大4ページとコンパクトにまとめ、102項目の「勘所」を示しました。
2018年4月の診療報酬・介護報酬同時改定にも完全対応。今回の改定で新設された各種加算の要件等を紹介するほか、看取りに対する報酬に関して大幅に加筆。様々な報酬項目で対応が要件化された「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」の内容についても詳細に解説しました。
■主な内容
第1章 在宅医療に関する制度の基礎知識
「保険診療上、在宅医療の対象となる患者」「在宅医療の「5つの呪文」」
「主な公費負担医療制度」など
第2章 在宅医療の診療報酬
「在宅医療の診療報酬の基本構造」「往診と訪問診療」「往診料の算定で注意すべき点」「自宅で看取りを行った場合の加算」など
第3章 高齢者施設の入所者などへの在宅医療
「高齢者施設・住宅の種類と医師や看護職員の配置、在宅関連報酬」「特養、老健施設などの入所者への医療提供」
「有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームの入居者への医療提供」など
第4章 訪問看護ステーションによる訪問看護、訪問リハビリテーションに対する報酬
「訪問看護の算定日数と提供時間」「外泊時、退院日の訪問看護」「訪問診療や訪問看護が同一日・同一月に重なる場合」など
第5章 医療機関による訪問看護、訪問リハビリテーションに対する報酬
「リハビリテーションマネジメント加算」「訪問リハビリテーションの報酬の算定制限」など
第6章 食支援、訪問薬剤管理指導などに対する報酬
「歯科訪問診療と医科歯科連携に関する報酬」「管理栄養士による訪問栄養食事指導」「薬剤師による訪問薬剤管理指導」など
参考資料
(要支援・要介護者が療養する場所の種類ごとにまとめた診療報酬・訪問看護療養費の算定の可否)
索引
目次
PROLOGUE
在宅医療の未来予想
~医療を変える、地域を変える、文化を変える~
INTRODUCTION
在宅医療をめぐる医療・介護政策の動向と2018年度診療・介護報酬改定
第1章 在宅医療に関する制度の基礎知識
1-1 在宅医療の役割とは
1-2 保険診療上、在宅医療の対象となる患者
1-3 在宅医療の「5つの呪文」
1-4 厚生労働大臣が定める疾病等(別表第7)
1-5 第2号被保険者が介護保険の給付対象となる特定疾病
1-6 厚生労働大臣が定める状態等(別表第8)
1-7 医療保険制度の仕組みと窓口負担
1-8 介護保険制度の仕組みと区分支給限度基準額
1-9 障害者総合支援法
1-10 高額療養費制度と自己負担限度額
1-11 主な公費負担医療制度
1-12 指定難病に関する医療費助成制度
1-13 身体障害者手帳の取得
1-14 小児在宅医療を行うときに知っておきたいこと
1-15 有床診療所に求められる役割と診療報酬上の評価
1-16 人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン
第2章 在宅医療の診療報酬
2-1 在宅医療の診療報酬の基本構造
2-2 往診と訪問診療
2-3 往診料の算定で注意すべき点
2-4 在宅患者訪問診療料の算定で注意すべき点
2-5 同一建物居住者・同一患家についての留意事項
2-6 在宅療養支援診療所と在宅療養支援病院
2-7 機能強化型在支診・在支病
2-8 在支診・在支病の連携による機能強化型の届け出
2-9 在宅医療を専門に手がける診療所
2-10 在宅緩和ケア充実診療所・病院加算、在宅療養実績加算
2-11 在宅時医学総合管理料と施設入居時等医学総合管理料
2-12 包括的支援加算、継続診療加算
2-13 頻回訪問加算、在宅移行早期加算
2-14 在総管・施設総管に含まれる費用
2-15 地域包括診療料・加算、認知症地域包括診療料・加算
2-16 オンライン診療料、オンライン在宅管理料
2-17 在宅がん医療総合診療料
2-18 在宅がん医療総合診療料算定の留意事項
2-19 自宅で看取りを行った場合の加算
2-20 救急搬送診療料、在宅患者訪問褥瘡管理指導料
2-21 在宅療養指導管理料
2-22 在宅自己注射指導管理料
2-23 在宅悪性腫瘍等患者指導管理料、在宅悪性腫瘍患者共同指導管理料
2-24 在宅中心静脈栄養法指導管理料
2-25 在宅自己腹膜灌流指導管理料、在宅自己導尿指導管理料、在宅寝たきり患者処置指導管理料
2-26 在宅酸素療法指導管理料、在宅気管切開患者指導管理料
2-27 在宅人工呼吸指導管理料、在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料
2-28 在宅成分栄養経管栄養法、在宅小児経管栄養法、在宅半固形栄養経管栄養法指導管理料
2-29 在宅経肛門的自己洗腸指導管理料、在宅経腸投薬指導管理料など
2-30 在宅療養指導管理料と併算定できない処置、注射、指導管理料
2-31 在宅で使用できる注射薬と特定保険医療材料
2-32 在宅患者訪問点滴注射管理指導料
2-33 退院時共同指導料、在宅患者連携指導料、在宅患者緊急時等カンファレンス料
2-34 訪問診療や訪問看護が同一日に重なる場合の対応
2-35 対診と他医療機関受診
2-36 主治医の指示書発行に対する報酬
2-37 訪問看護、訪問リハビリテーション指示書の要件
CASE STUDY 症例で学ぶ 訪問診療の報酬算定
第3章 高齢者施設の入所者などへの在宅医療
3-1 高齢者施設・住宅の種類と医師や看護職員の配置、在宅関連報酬
3-2 特養、老健施設などの入所者への医療提供
3-3 有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームの入居者への医療提供
3-4 ショートステイ、小規模多機能型居宅介護などの利用者への医療提供
第4章 訪問看護ステーションによる訪問看護、訪問リハビリテーションに対する報酬
4-1 訪問看護の保険制度上の位置づけ
4-2 訪問看護は医療保険より介護保険からの給付が優先
4-3 訪問看護の診療報酬、介護報酬
4-4 訪問看護関連の点数の対象疾患、状態
4-5 機能強化型訪問看護ステーション
4-6 訪問看護の算定日数と提供時間
4-7 長時間訪問看護加算、複数名訪問看護加算、複数名訪問加算
4-8 特別管理加算
4-9 訪問看護ターミナルケア療養費、ターミナルケア加算
4-10 24時間対応体制加算、緊急時訪問看護加算、緊急訪問看護加算
4-11 在宅患者連携指導加算、在宅患者緊急時等カンファレンス加算
4-12 退院時共同指導加算
4-13 外泊時、退院日の訪問看護
4-14 訪問看護情報提供療養費、専門的な訪問看護の評価
4-15 訪問看護における夜間・早朝、深夜の加算、乳幼児加算、サービス提供体制強化加算
4-16 看護体制強化加算、初回加算、看護・介護職員連携強化加算
4-17 訪問看護における点滴・注射、検体採取、医療材料の費用請求や送迎の扱い
4-18 訪問診療や訪問看護が同一日・同一月に重なる場合
4-19 訪問リハビリテーションの概要
4-20 訪問リハビリテーションの対象者と報酬
4-21 訪問リハビリテーションにおける各種加算と算定日数
4-22 訪問看護と訪問リハビリテーションの併算定
第5章 医療機関による訪問看護、訪問リハビリテーションに対する報酬
5-1 訪問看護の算定日数と提供時間
5-2 長時間訪問看護加算、複数名訪問看護加算、在宅移行管理加算、特別管理加算など
5-3 在宅ターミナルケア加算、ターミナルケア加算など
5-4 緊急訪問看護加算、緊急時訪問看護加算
5-5 在宅患者連携指導加算、在宅患者緊急時等カンファレンス加算
5-6 退院時共同指導料
5-7 退院前、退院日、退院後の訪問看護
5-8 乳幼児加算、専門的な訪問看護の評価
5-9 訪問看護における夜間・早朝、深夜の加算、サービス提供体制強化加算
5-10 看護体制強化加算、初回加算、看護・介護職員連携強化加算
5-11 訪問リハビリテーションの対象者と報酬
5-12 リハビリテーションマネジメント加算
5-13 短期集中リハビリテーション実施加算、社会参加支援加算、サービス提供体制強化加算
5-14 訪問リハビリテーションの報酬の算定制限
CASE STUDY 症例で学ぶ 訪問看護の報酬算定
6章 食支援、訪問薬剤管理指導などに対する報酬
6-1 歯科訪問診療と医科歯科連携に関する報酬
6-2 医科・歯科で算定できる在宅患者への摂食支援に対する報酬
6-3 管理栄養士による訪問栄養食事指導
6-4 薬剤師による訪問薬剤管理指導
6-5 居宅介護支援に対する報酬
6-6 介護保険における各職種の居宅療養管理指導
6-7 あん摩・マッサージ・指圧、はり、きゅうの療養費
6-8 介護職員による医行為
6-9 居宅での死亡診断の法的問題
参考資料
要支援・要介護者が療養する場所の種類ごとにまとめた
診療報酬・訪問看護療養費の算定の可否
索引
上記内容は本書刊行時のものです。