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夢三夜 飯島勝彦(著/文) - 梨の木舎
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夢三夜 (ユメサンヤ) TPP・原発・憲法 (テピピ・ゲンパツ・ケンポウ)

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発行:梨の木舎
四六判
縦188mm 横127mm 厚さ20mm
重さ 360g
233ページ
上製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-8166-1312-8   COPY
ISBN 13
9784816613128   COPY
ISBN 10h
4-8166-1312-9   COPY
ISBN 10
4816613129   COPY
出版者記号
8166   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2013年12月
書店発売日
登録日
2014年2月3日
最終更新日
2023年10月10日
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紹介

3.11後の混迷を農村から凝視する、珠玉の小説。TPP・原発・憲法への忸怩たる思いを「夢三夜」により綴る。
”自己責任と競争の国”から、”自然と人情が豊かな国”への思いを構想する。

目次

夢三夜
 〈第一夜〉
 〈第二夜〉
 〈第三夜〉
てんてん
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前書きなど

あとがき
 東日本大震災のあと、日本がこんな・お・っ・か・な・い国だったのかと痛切に思い、その思いは今も変わりません。地震と津波に加え、原発の放射能が、土を水を、海を空気を、今も汚染し続けている。
 日本列島はまるで、大や火けど傷を負った怪獣のようです。福島原発があるようつい腰椎のあたりは、放射線や汚染水の炎症と腰痛にもだ悶え、唇(北海道・泊原発)から足(鹿児島県・川内原発)の先まで、五〇ものしゅく宿あ痾を抱えおのの戦いている―ー私の、日本列島のイメージです。
 しかも列島の頭脳は、わが身の治療を放ったまま、逆に傷を深める方へ向かっている。TPPや改憲も絡め、非常に危険な国になりつつあると思います。
 ――日本は、井上井月の句「除け合うて 二人ぬれけり露の道」のような、自然と人情が豊かな国に戻ること。戦争をしない国、小さい国でいいではないか――老骨のじくじ忸怩たる思いを「夢三夜」に依り列島のへそ臍(信州)から発信したところ、同郷の羽田ゆみ子さん(梨の木舎)が・・へその思いを汲み出版を叶えてくれました。厚くお礼を申しあげます。
 なお、推せんの言葉をいただいた井出孫六先生、日頃励ましをいただく地域の皆様に感謝申しあげます。
 そして、四年ぶりにJA直売所へ出荷ができて、ほっとしています。
                   2013年秋
                        飯島 勝彦

版元から一言

作家・井出孫六
夢三夜への期待
「著者は郷里で35年間農協に勤務、退職後農業の傍ら小説の筆を執り、『鬼ケ島の姥たち』で家の光協会、地上文学賞、『銀杏の墓』で、日本農民文学賞、『埋火』で、山室静・佐久文化賞をたて続けに受賞、農民文学の星と輝くに至った。漱石が『夢十夜』で明治末の不安を描いて100年。3.11後の混迷を農村から著者が凝視する注目作。」

著者プロフィール

飯島勝彦  (イイジマ カツヒコ)  (著/文

1939年長野県佐久市生まれ。県立野沢北高校卒業後、農協勤務。この間「館報もちづき」編集長、望月町連合青年団長、望月町議会議員を歴任。退職後農業の傍ら小説を執筆。
1998年「鬼ケ島の姥たち」で家の光協会「第5回地上文学賞。2004年「銀杏の墓」で第47回日本農民文学賞。2006年 小説集「埋火」で第23回山室静・佐久文化賞を受賞。
長野県佐久市在住。日本ペンクラブ会員、日本農民文学会長野支部長、多津衛民芸館運営委員
著書
「鬼ケ島の姥たち」「銀杏の墓」「埋火」「冬の風鈴」(いずれも郷土出版社より刊行)

上記内容は本書刊行時のものです。