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土地改良と地域資源管理
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2014年10月
- 書店発売日
- 2014年10月30日
- 登録日
- 2014年10月9日
- 最終更新日
- 2023年2月1日
紹介
環境時代といわれる21世紀の今後を考えるに当たって、わが国が歩んできた中で、地域資源を活用して地域環境を整えてきた土地改良の役割を再認識し、さらに地域資源の管理のあり方を検討した。
目次
第Ⅰ編 土地改良の基本的考え方と歴史
第1章 土地改良とは
1.1 「農」の語源にみる土地改良
1.2 土地と水の基本的性質
1.3 農業土木と土地改良
1.4 土地改良と地域福祉
第2章 土地改良に関する学説の展開
2.1 明治期の土地改良行政の展開
2.2 明治・大正・昭和初期の土地改良と耕地整理に関する論考
2.3 戦後の土地改良に関する論考
第3章 日本の国土と農地開発
3.1 日本の国土利用の特徴
3.2 地形と国土
3.3 農地開発と人口の推移
第4章 明治期の土地改良
4.1 地租改正の背景と目的
4.2 耕地整理法の制定と耕地整理事業の展開
4.3 耕地整理事業に関する論考
4.4 明治期における国策としての地域総合開発事業
4.5 土地改良と耕境
第5章 大正期以降の農業農村整備
5.1 工業化の達成と農業保護に転じる農政
5.2 戦後農政の展開と土地改良事業
5.3 農業基本法の制定と土地改良事業の展開(1960.1970年)
5.4 総合農政の推進(1970.1985年)
5.5 グローバル化の進展と農業農村整備事業(1985.2000年)
5.6 食料・農業・農村基本法成立後の農業農村整備事業(2000.2013年)
5.7 成熟化した経済社会と農業農村整備事業
第Ⅱ編 地域資源の管理と利用
第1章 地域資源の管理
1.1 地域資源管理制度の必要性
1.2 地域資源管理が良好にできない事例
1.3 地域資源の管理制度
第2章 地域資源の利用調整
2.1 土地改良事業と地域資源管理
2.2 利害対立の発生とその条件
2.3 地域資源利用調整の手法
第3章 土地改良法の仕組み
3.1 土地改良事業の予算と事業の仕組
3.2 土地改良法の基本原則と構成
3.3 土地改良法の目的・事業の定義・事業参加資格
3.4 土地改良区制度
3.5 土地改良事業の実施手続
3.6 土地改良事業の費用負担
3.7 土地改良施設の管理
3.8 農外利用との調整等に関する制度
3.9 費用対効果分析と受益者負担の可能性分析1
3.10 土地改良事業団体連合会
3.11 換地と交換分合の制度
第4章 河川法の仕組み
4.1 河川法の歴史
4.2 河川法の仕組み
4.3 河川法における水利権
第5章 水資源の利用システムと管理
5.2 稲作農業と水利技術
第Ⅲ編 地域環境の保全と創造
第1章 農業水利資産の再生と多目的利用
1.1 都市化の進展と水質汚濁
1.2 水資源の逼迫と対策
1.3 コストアロケーション
1.4 農業用水の再生可能エネルギー利用と土地改良区の役割
第2章 地域資源の保全に果たす土地改良の役
2.1 食料・農業・農村基本法における多面的機能の意義
2.2 地域資源に関するコンセプト
2.3 農地・水・環境保全向上活動と地域資源の再生
2.4 農業用水の役割と土地改良区による地域資源管理─三重県立梅用水の事
例に学ぶ─
2.5 環境用水の創設
第3章 土地改良と生物資源の管理
3.1 生物多様性の構成と損失要因
3.2 生物多様性条約
3.3 土地改良と環境との調和
3.4 土地改良による生物多様性支援
3.5 外来生物による農業水利施設機能への影響
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。