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原油資材高と不況下における農業・環境問題 胡柏(著) - 筑波書房
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原油資材高と不況下における農業・環境問題 (ゲンユシザイダカトフキョウカニオケルノウギョウ・カンキョウモンダイ)

社会科学
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発行:筑波書房
A5判
縦210mm 横150mm
287ページ
並製
定価 3,500円+税
ISBN
978-4-8119-0400-9   COPY
ISBN 13
9784811904009   COPY
ISBN 10h
4-8119-0400-1   COPY
ISBN 10
4811904001   COPY
出版者記号
8119   COPY
Cコード
C3033  
3:専門 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2012年2月
書店発売日
登録日
2012年2月7日
最終更新日
2013年10月2日
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紹介

「マクロ的危機下における農業経営と政策」、「地域ブランド形成と地域活性化」、「不安定経営環境における環境保全型農業」、「バイオ燃料用資源作物の生産と農地利用問題」、「転作田をバイオ燃料用資源作物の栽培に利用するための経済条件」の各テーマで農学が直面する上記の諸問題を経済学や政策論の立場から捉え、解明した。

目次

はしがき
第1章 マクロ的危機下における農業経営と政策
第1節 マクロ的危機の様相とその意味
1.マクロ的危機の様相
2.マクロ的危機の性格とその意味
第2節 マクロ的危機と農業
1.燃料・資材高と農業経営
2.燃料・資材高の形態と性格
3.燃料・資材高の影響の再考察
第3節 危機にどう立ち向かうか─農政の課題─
1.資材高騰対策の概要と成果
2.対策の限界
3.求められる農業政策の革新
第4節 危機にどう立ち向かうか ─地域農業の課題 ─
1.価格転嫁のための仕組みづくり
2.ローカルマーケットの創出
3.経費低減による収益力向上
第2章 地域ブランド形成と地域活性化─危機打開のための処方箋を考える
第1節 地域ブランドの有効性
1.逆説的な問題提起
2.地域ブランドと地域農業
3.地域ブランド形成に向けた自治体の動き
4.基幹作目のブランド確立が地域農業に与える影響─愛媛県西宇和地域を事例に─
第2節 産地・地域活性化に向けた取組
1.いま、産地で何が起き、何を求めているか
1)事例1:名産地西宇和の示唆
2)事例2:ブランド発掘中G産地の実態と可能性
3)事例3:産地に包摂されるK地区の現実と可能性
2.産地存続を支える地域活性化要素
第3節 地域活性化の条件
1.活性化または不活性化の理由
2.産地・地域活性化の条件
1)所得向上の阻害要因を取り除く生産条件整備の推進
2)地域段階での所得創出
3)生産者と産地段階の経営努力をバックアップする経営所得対策の確立
4)条件不利地域の定住促進と資源・環境保全
第3章 不安定経営環境における環境保全型農業
第1節 農業を取り巻く環境の変化と有機農業研究
1.農業を取り巻く環境の変化とその意味
2.有機農業の拡大を阻むもの
3.有機農業研究の課題と展望
1)「年報」論文にみる学会の有機農業研究
2)多様な有機農業の経営実態の把握
3)有機農業を拡大するための理論視座
補論
1.環境保全型農業をどう捉えるべきか─富岡昌雄教授の問題提起に応えて─
2.有機農業の拡大をどう図るか─安井孝『地産地消と学校給食』に寄せて ─
第2節 有機農業推進法と環境保全型農業
1.有機農業推進法はどんな課題を提起したか
2.環境保全型農業の現段階─愛媛県の取組を事例として─
3.高水準の取組が何を求めているか ─ 有機農業関係者意見交換会の結果考察 ─
4.農家意向の規定要因 ─ 高水準の取組の経営実態考察 ─
第4章 バイオ燃料用資源作物の生産と農地利用問題
第1節 バイオ燃料農政の形成
1.バイオ燃料農政の背景
2.バイオ燃料農政の問題点
第2節 バイオ燃料用資源作物の栽培を含む水田利用形態の選択
1.水田利用調整の経済効果:モデル分析
2.水田利用調整の経済効果:経営主体および市町村段階の検討
3.主食用米以外の作物の低位生産力水田集積に伴う諸問題の考察
第3節 農産系セルロースのバイオ燃料利用と環境保全型農業
1.通常の農業生産における稲わら利用
2.環境保全型農業における稲わら利用 ─ 統計分析 ─
3.環境保全型農業における稲わら利用 ─ 事例考察 ─
1)宇和島市三間町N営農組合の事例
2)鬼北町Y地区・有機栽培農家Iの事例
第5章 転作田をバイオ燃料用資源作物の栽培に利用するための経済条件
第1節 米の生産調整と水田利用
1.転作田の利用実態からみたバイオ燃料用資源作物導入の可能性
2.転作の効果からみたバイオ燃料用資源作物導入の可能性
3.バイオ燃料用資源作物の導入と政策環境づくり
第2節 バイオ燃料用資源作物導入の経済条件
1.原油市場の動きとその影響
2.バイオエタノールの内外価格差
3.他の水田作物との比較収益性
1)政権交代までの政策環境と比較収益性
2)政権交代後の政策環境と比較収益性
第3節 実証試験事業のあり方
1.原料米を使ったエタノール製造実証試験事業の考察
2.実証試験事業のあり方
あとがき

著者プロフィール

胡柏  (フバイ)  (

1957年 中国重慶市忠県生まれ
1992年 愛媛大学大学院連合農学研究科博士課程修了、博士(農学)。
      南九州大学講師・助教授、九州大学農学部助教授、
      九州大学大学院農学研究院助教授を経て、
2001年 愛媛大学農学部教授
主著  『環境保全型農業の成立条件』(農林統計協会)

上記内容は本書刊行時のものです。