版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
遠山啓 行動する数楽者の思想と仕事 友兼 清治(編著) - 太郎次郎社エディタス
.

遠山啓 行動する数楽者の思想と仕事

四六判
縦194mm 横137mm
400ページ
上製
価格 3,000円+税
ISBN
978-4-8118-0799-7
Cコード
C0041
一般 単行本 数学

出版社在庫情報
在庫あり
初版年月
2017年3月
書店発売日
登録日
2017年2月15日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2017-07-14 週刊読書人  
評者: 荒木優太

重版情報

2刷 出来予定日: 2017-05-12
刊行から1ヶ月強で早くも重版に。遠山啓入門として、ますますひろめていきたい一冊です。

紹介

遠山啓とはなにものか──。

1950年代から60年代、いまも読み継がれる『無限と連続』『数学入門』を著し、数学教育の改革を提唱して「水道方式」「量の体系」を創出。
障害児への教科教育の道を拓き、70年代には「競争原理批判」を展開。ガウス分布にもとづく5段階評価の誤りを指摘し、序列主義と学歴社会を超える論証を発表する。最晩年、教育の市民運動を主宰して、親と教師と若者をつないだ。

数学者・教育者・思想家にして教育運動の実践者。その仕事の全貌を遠山本人の著述とともに描きだす。本書は「遠山啓著作集」の編集者がまとめた初の評伝であり、「遠山啓による遠山啓入門」の書である。

目次

◎まえがき

プロローグ◎水源に向かって歩く──行動する数楽者の生涯

第1章◎学問・文学と出会うまで──一九〇九年~一九三〇年(十歳~二十歳代)
1●母ひとり、子ひとりで育つ
2●数学・文学・哲学との出会い
3●六年間のまわり道

第2章◎先駆的な数学研究への情熱──一九四〇年代(三十歳代)
1●敗戦と学問
2●研究への没頭
3●戦後の民主化運動のなかで

第3章◎数学教育の改革運動へ──一九五〇年代(四十歳代)
1●数学教育協議会の設立
2●生活単元学習(新教育)への批判
3●生活単元学習の背景
4●教育による社会の改造と持続

第4章◎「水道方式」と「量の体系」を創る──一九六〇年代(五十歳代)①
1●日本の算数教科書の変遷
2●水道方式の創出
3●量の体系の構築
4●ブームと弾圧

第5章◎数学教育の現代化をめざして──一九六〇年代(五十歳代)②
1●数学教育の近代化から現代化へ
2●一貫カリキュラムに向けて
3●なぜ数学を学び、教えるのか
4●教育政策と学習指導要領

第6章◎人間の文化としての数学──一九六〇年代(五十歳代)③
1●数学という文化
2●数学にはどんな特質があるか
3●数学における方法とはなにか
4●数学はどのように発展してきたか

第7章◎知の分断を超えて──教育と学問・科学・芸術(ミドルサマリー)
1●学問と教育の分断を結ぶ
2●自然科学と人文科学の断層を埋める
3●科学教育と芸術教育をつなぐ…

第8章◎原点としての障害児教育──一九七〇年代(六十歳代)①
1●人間観・教育観をゆるがす体験
2●教育の原点を問う
3●人間は測り知れない存在

第9章◎競争原理・序列主義への挑戦──一九七〇年代(六十歳代)②
1●教育における自由と統制
2●国家主義と序列主義
3●教育思想としての競争原理批判…

第10章◎"術・学・観"の教育論──一九七〇年代(六十歳代)③
1●たのしい算数・数学
2●数学教育の二つの柱
3●教育の未来像」

第11章◎「ひと」運動のしごと──最晩年・一九七二年~一九七九年
1●『ひと』創刊の舞台裏
2●雑誌から生まれたうねり
3●ひと塾に集う
4●遠山啓と教育の市民運動…

エピローグ◎遠山啓という水脈──その闘いが遺したもの

◎あとがき

◎年譜と著作─遠山啓の軌跡
◎引用文献・出典一覧

著者プロフィール

友兼 清治  (トモカネ セイジ)  (編著

1945年、神奈川県の川崎に生まれる。1968年、国土社に入社。数学教育協議会の担当編集者となり、遠山啓と出会う。
1974年、創設まもない太郎次郎社に移籍。月刊誌『ひと』の編集とともに「現代教育実践文庫」(通称「ひと」文庫)第1期の制作にたずさわる。また『遠山啓著作集』をはじめ、同社の遠山著作のほとんどを担当する。太郎次郎社代表取締役をへて、1990年よりフリー。

上記内容は本書刊行時のものです。