書店員向け情報 HELP
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
言語の自然な学び方
学校教育の轍の外で
原書: Méthode naturelle de lecture
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年11月
- 書店発売日
- 2015年11月10日
- 登録日
- 2015年10月15日
- 最終更新日
- 2015年11月4日
紹介
人間は立つこと、歩くこと、しゃべることを身につけていくのと同じ道筋をたどって、読み書きを学ぶことができる。すなわち実験的模索によってそれを学ぶのだ──。
娘バルの記録を生き生きとたどりつつ、学ぶ主体の「生命の弾み」に照準をあて、子どもの言語習得のプロセスに迫る。
学校文化をラディカルに問う、フレネ教育思想のエッセンスがつまった最後の主著、待望の初邦訳。
目次
編者まえがき
【序論】
話し、書くまえに、人は言語の法則を知らねばならぬのか?
知能も技能も、手探りのプロセスによってのみ習得される
科学史家が言う科学の発展は、手探り実験そのもの
教育を、子どもの感性全体に働きかけるものに
褒美や罰で刺激するのでなく、
子どもの生活にエネルギーが潜在する
【第1部】言語学習における自然方式
1.自然方式と伝統的な方式
2.深く痕跡をとどめる文化
3.バルの場合
4.子どもは自然方式で書くことと読むことを始める─ある観察ノートから
5.デッサンから書くことへ
6.デッサンから独立したエクリチュール
7.単語の意味
8.読むことより以前に自己表現があるのだ
9.書くことの仕上げのプロセス
10.活版印刷と、文章の手紙からの独立
11.レクチュール[読むこと]へ
12.読み書きの技法の決定的な習得にむかって
13.この方法によってもたらされた到達点
14.教育学的結論
15.自然な、新しい方式
【第2部】包括読みの理想のあり方
1.古い規律訓練型教育と自由新教育との相克
2.ドクロリイ博士による包括的読みの評価
3.学校化された「包括的な学習」への6つの批判とその反論
4.学校印刷機を介した自然方式による包括読み─わが思考の再録
【第3部】文法の自然方式
1.もしも文法が無用のものであったとしたら?
2.綴字法[正書法]の学習にあたって、文法は役立つであろうか?
3.フランス語を学ぶうえで、文法ははたして必要なのか
4.文法が無用だとするならば、恣意的なその教えこみは無用であるどころか有害である
5.文法の練習
6.言語は手探り実験をとおして習得される
7.学校病の症候群
8.もっと授業を
9.幼稚園から始まって
訳者あとがき
セレスタン・フレネについて(略歴)
上記内容は本書刊行時のものです。