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自然を楽しんで稼ぐ小さな農業 マルクス・ボクナー(著/文) - 築地書館
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自然を楽しんで稼ぐ小さな農業 (シゼンヲタノシンデカセグチイサナノウギョウ) 畑はミミズと豚が耕す (ハタケハミミズトブタガタガヤス)

自然科学
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発行:築地書館
A5判
198ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-8067-1550-4   COPY
ISBN 13
9784806715504   COPY
ISBN 10h
4-8067-1550-6   COPY
ISBN 10
4806715506   COPY
出版者記号
8067   COPY
Cコード
C0061  
0:一般 0:単行本 61:農林業
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年12月15日
最終更新日
2018年2月20日
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紹介

古い伝統品種を選ぶ理由は、味の良さと肥料の節約。
家畜やミミズに土づくりを任せることで、環境に優しく手間もかからない。
手作りパンや加工品の直接販売が安心と信頼という付加価値を商品に与え、難民から観光客まで開かれた農場経営を行うことで、消費者や地域とつながりマーケティングも万全。
2017年サルスメディア賞にノミネートされた、自然を守って稼ぐ、新しい農業のススメ。

目次

プロローグに代えて 春の一日――種まきと植えつけから始まる

第1章 グッドライフとは?――ボーア農場をはじめた理由
高山牧場から見た文明社会/“孫の代”を見据えた農業
〈実践マニュアル1〉農園をやりくりするには

第2章 現在の農業はどのように機能しているか――規模拡大か消滅か
十分に物があれば、少なすぎることはない/食糧難と第三世界/農業界の実力者/消費者の声が聞こえない/実験室の種子――交配種の落とし穴/希望する性質と交配種
〈実践マニュアル2〉種子をつくる

第3章 僕らの特化は多様性
農産品の流通と連鎖/ハッピーエンドの牛乳物語/ファームショップ――パン、ジャム、幸福な家畜たち/消費者とつくる最良の製品/パーマカルチャー――人と自然の配慮に満ちたつきあい/知識を分かち合う
〈実践マニュアル3〉パンを焼く

第4章 世界人口、成長、尊厳――これらはどのように調和するか
人口は多すぎる?/2000平方メートルの耕作地/自然と経済の成長の違い/利子の問題/ジャガイモが旅に出るとき/カネはどのように働いているか/経済難民と人間の尊厳
〈実践マニュアル4〉農場で休暇を過ごす

第5章 グローバル耕作地――2000平方メートルで世界に食糧を供給する方法
小さな世界耕地/食糧難の農業大国/耕作者はミミズ/土をなつける/テラ・プレタ――熱帯雨林の奇跡
〈実践マニュアル5〉ミミズ箱で腐植土をつくる
〈実践マニュアル6〉テラ・プレタをつくる

第6章 肉の消費について
うちの家畜が人間のライバルとならない理由/食肉処理規制が与える影響

第7章 全世界の人口に十分な食糧はすでにある
賞味期限に潜む思惑/規格外野菜の行方/品質意識を育てる方法/食糧難とギャンブル

〈実践マニュアル7〉保存食づくりの基礎
〈実践マニュアル8〉ナメクジ除去剤の代わりにカエルを

第8章 世界農業報告――別の形態の農業について
世界農業報告への長い道のり/小農家と女性の活躍/自然と協働する小農家
〈実践マニュアル9〉菜園カレンダーにおける果樹の手入れのしかた

第9章 21世紀における投票
すべての力は国民に発する/買い物という投票権/地産地消

第10章 増加を求めず満足する――これまでのやりかたから新しいやりかたへ
幸福について/鶏小屋の誕生――重要なことがらに焦点を合わせる/持続性、または思いやりを持って世界とつきあう/信頼がすべて――ボーア農場は持続性の小切手/有機農法なら、すべてよし?/「少量化」で環境にプラス
〈実践マニュアル10〉庭で鶏を飼う
〈実践マニュアル11〉キュウリ――種子からピクルスまで

第11章 変化のための共通の道
もともとある解決法で新しい問題に対処/2つの地域戦略
〈実践マニュアル12〉驚くべきジャガイモ増殖
よりよい世界にするための六つのアイディア

エピローグに代えて 農場におけるある秋の日――目で見て収穫「成熟した!」

訳者あとがき

著者プロフィール

マルクス・ボクナー  (マルクス ボクナー)  (著/文

マルクス・ボクナー(Markus Bogner)
ドイツ南部の高原に10ヘクタールの農地を借り、妻と3人の子どもを養う。有機栽培、ファームショップ経営、セミナーの開催など、持続的な農業を広めるため精力的に活動している。

シドラ房子  (シドラフサコ)  (翻訳

新潟県生まれ、スイス在住。武蔵野音楽大学卒業。ドイツ文学翻訳家、音楽家。
主な訳書に『その一言が歴史を変えた』『元ドイツ情報局員が明かす心を見透かす技術』(CCC メディアハウス)、『空の軌跡』(小学館)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。