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放送法と権力

山田健太(著/文)
発行:田畑書店

四六判   352頁  上製
価格 2,300円+税

ISBN 978-4-8038-0338-9   C0036
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2016年10月
書店発売日 2016年10月31日
登録日 2017年1月18日

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書評掲載情報

2017-08-26 図書新聞  
評者:鈴木秀美
2017-05-07 毎日新聞  朝刊
2017-01-22 朝日新聞  朝刊
評者:保阪正康(ノンフィクション作家)
2016-11-20 南日本新聞  朝刊

重版情報

2刷 出来予定日:2017-03-03

紹介

高市早苗総務相の「電波停止」発言、あるいは「放送法遵守を求める視聴者の会」の新聞全面広告など、誤解が誤解を生みつつある放送法……その正確な意味を伝えつつ、報道の自由度の世界ランクが72位まで下落したこの国の「言論の自由」の危機がどこに由来するのかを、メディア論の第一人者が冷静沈着に論じきった唯一無二の論考。今後のジャーナリズムを考えるに当たって避けては通れない一冊!

目次

はじめに――放送はだれのものか



第一章 報道圧力

報道の自由をいかに守るか

言論・表現の自由の現在

国益と言論



第二章 言論の不自由

秘密保護法にあらわれる政府の情報隠蔽構造

取材の自由と特定秘密保護法

秘密保護法時代に立ち向かう視点



第三章 放送の自由

「自主規制」という名の言論統制

戦後の放送ジャーナリズムをとらえ直す

NHKの公共性を考える

放送と通信の融合状況における「放送」



第四章 政治的公平の意味

言論封殺のための「言論の自由」は存在しない

メディアにおける「公平公正」とは何か

総務相「電波停止」発言にみる「強面行政」


第五章 デジタル時代のメディア

作家の「書く自由」と読者の「読む自由」

〈知の公共空間〉をいかに構築するのか

公共性と出版の自由



終 章 市民力が社会を変える

ヘイトスピーチにどう向き合うか

大規模災害における市民とマスメディア



おわりに――情報の歪みは民主主義を歪める

版元から一言

一国の首相がメディアのトップと夜ごと高級料理に舌鼓を打ち、テレビ局員はお上の顔色を伺いつつ仕事の本分を棄てる。ニュース番組は報道とはほど遠いバラエティー番組と化し、もっとも知りたい情報は新聞に載らない……今世紀初頭には誰もが想像のつかなかったメディアと政治の低レベル化はどのようにしてもたらされたか? 「ほんとうのこと」を知りたいすべての人々に読んでいただきたい本です。

著者プロフィール

山田健太(ヤマダ ケンタ)

専修大学文学部(人文・ジャーナリズム学科)教授。1959年、京都市生まれ。青山学院大学卒。専門は言論法、ジャーナリズム論。早稲田大学大学院ジャーナリズムコース、法政大学法学部等でも講師を務める。日本ペンクラブ常務理・言論表現委員会委員長、情報公開クリアリングハウス理事、自由人権協会理事、世田谷区情報公開・個人情報保護審議会委員など。

上記内容は本書刊行時のものです。