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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:31:"先生のための楽典入門 ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-7998-0160-4";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:300:"音楽を指導する人、関心のある人に向けた楽典入門書。この春告示された学習指導要領に沿って小学校、中学校で教えるべき項目かどうかも明示。指導の際のポイントも書かれている。著者は元文科省音楽科教科書調査官。";s:6:"author";s:22:"加藤 徹也(著/文)";s:10:"publishers";s:21:"スタイルノート";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:21:"スタイルノート";s:12:"release_date";i:1495033200;}

先生のための楽典入門 これだけは知っておきたい楽譜のしくみ

芸術 ラノベ

加藤 徹也(著)
発行:スタイルノート

A5判   320頁  並製
価格 3,000円+税

ISBN 978-4-7998-0160-4   C1073
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2017年6月
書店発売日 2017年5月18日
登録日 2017年4月20日

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書評掲載情報

2017-08-21 教育音楽  2017年9月号
評者:山﨑隆一
2017-07-01 音楽鑑賞教育  Vol.30
評者:佐野 靖

紹介

音楽や楽譜に関する用語やルール、仕組みを「楽典」と言う。本書は音楽に携わるすべての人に向けた楽典の解説書。学校の先生はもちろん、音楽教室の指導者や教員を目指す学生にもわかりやすく書かれている。教え方や教えるべきポイントは、イラストを使用した会話形式のやりとりで、楽しくテンポ良く学べ、一般の方の知識欲も満足させる、楽典の入門書として最適な1冊。2017年春に告示された学習指導要領に沿って、小学校、中学校で指導しなければいけないポイントを明示しているので、そのまま授業で活用できる内容にもなっている。著者は、音楽教諭や文部科学省の主任教科書調査官を務めてきており、これまでのすべての音楽の教科書に精通してる。その経歴は本書において、教科書で採り上げられる要点との関連など、各々の解説で存分に活かされている。

目次

本書の特徴
登場人物の紹介
本書における外国語のカタカナによる表記について

第1章 楽譜の基本事項
 1 五線と加線
 2 音部記号と譜表
  (1)音部記号
  (2)譜表
 3 縦線、終止線
 4 音符の各部分の名称
 5 半音と全音

第2章 音の高さに関する表示
 1 幹音と派生音
 2 変化記号と本位記号
 3 音名
  (1)幹音名
  (2)派生音名
 4 絶対的な音の高さに関する表示
 5 そのほかの記号

第3章 音の長さに関する表示
 1 音符と休符
  (1)単純音符・単純休符
  (2)付点音符
  (3)複付点音符
  (4)そのほかの音符・休符など
  (5)音符をまとめて表示する方法
 2 連符
 3 そのほかの表示

第4章 リズムと拍子に関する事柄
 1 リズム
 2 拍と拍子
 3 拍子の種類
  (1)基本となる拍子
  (2)拍子の種類
 4 強起と弱起
 5 拍子の変化に関する表示
 6 シンコペイション
 7 リズムの表し方

第5章 速度に関する記号・用語
 1 速度を示す記号・用語
 2 速度の変化を示す記号・用語

第6章 強さに関する記号・用語
 1 強弱を示す記号
 2 強弱の変化を示す記号・用語
 3 部分的な強調を示す記号

第7章 演奏に関する記号・用語
 1 進行に関する記号
 2 奏法に関する記号・用語など
  (1)基本的な記号・用語
  (2)奏法を指示する記号・用語
  (3)特定の楽器や声楽で用いられる記号・用語
  (4)合奏や合唱などで用いられる記号・用語
 3 装飾音
  (1)前打音と後打音
  (2)記号による表示
 4 略記による表示

第8章 音程の表示
 1 音程の基本
  (1)幹音どうしの2音の音程
  (2)派生音を含む2音の音程
 2 単音程
  (1)音程の種類
  (2)各音程
 3 複音程 
 4 音程の転回

第9章 音階と調に関する事柄
 1 音階
 2 西洋音楽の主要な音階
  (1)全音階
  (2)長音階
  (3)短音階
  (4)音階上の各音の名称 
  (5)教会旋法
  (6)半音階
  (7)全音音階
 3 調
  (1)調性と調
  (2)調の表示
  (3)各調の音階
  (4)調号
  (5)調号の書き方
  (6)各調の調号
  (7)調の関係
  (8)移調
  (9)転調
  (10)五度圏
 4 日本の音楽で用いられる音階
  (1)雅楽の「五声」と「七声」
  (2)唐楽の六調子
  (3)「陽旋(田舎節)」と「陰旋(都節)」
  (4)4種のテトラコードと4つの基本的な音階
  (5)「呂音階」と「呂陰音階」
  (6)「四七抜き長音階」と「四七抜き短音階」
  (7)「二六抜き短音階」
 5 そのほかの音階
  (1)メジャー・ペンタトニック・スケール
  (2)マイナー・ペンタトニック・スケール
  (3)ブルース・スケール(ブルー・ノート・スケール)
 6 階名

第10章 和音と和声に関する事柄
 1 和音に関する基本的な事柄
 2 三和音
  (1)三和音の基本形態
  (2)三和音の種類
  (3)三和音の基本形と転回形
 3 七の和音
  (1)七の和音の基本形態
  (2)七の和音の種類
  (3)七の和音の基本形と転回形
 4 九の和音
  (1)九の和音の基本形態
  (2)九の和音の種類
  (3)九の和音の基本形と転回形
  (4)九の和音の根音省略形
 5 音階各音上の和音
  (1)長音階の各音上の三和音
  (2)短音階の各音上の三和音
  (3)長音階の各音上の七の和音
  (4)短音階の各音上の七の和音
  (5)基本形と転回形の和音記号
 6 和音の機能
 7 コード・ネーム

巻末付録
小学校学習指導要領(平成29年3月告示)
中学校学習指導要領(平成29年3月告示)
音階
索引

コラム
・途中で音部記号が変わる!
・音符を書くときのお約束
・音符の書き方
・記譜と実音
・128分音符の出現!
・点はどこにつけるの?
・付点音符と複付点音符
・唱歌のふるさと
・連桁の使われ方
・連符の味わい
・連符ではどの音符を使うのか?
・強拍と弱拍
・変拍子の魅力?
・完全小節と不完全小節
・リズムの分類
・シンコペイションを意識しすぎると……
・跳ねるリズム
・速度に関する用語 まとめ
・共通教材《花》の決めどころ
・知っておくと便利な用語
・ピアノのペダルについて
・どのように演奏するの?
・パートの分割
・キーボードを使って音程をマスターしよう!
・長音階と短音階の違い
・調は全部でいくつ?
・調号から調を見分ける
・三分損益とは?
・音階に含まれない音は何?
・ブルース・スケールと民謡音階
・キーボードで和音をマスターしよう!(1)(三和音・基本形)
・キーボードで和音をマスターしよう!(2)(三和音・転回形)
・キーボードで和音をマスターしよう!(3)(七の和音)
・短音階上に和音を配置する際の問題
・2つの《荒城の月》

前書きなど

 音楽に興味をもちはじめた方や、音楽の決まりごとや仕組みを詳しく知りたい方をはじめ、音楽活動をされている方や指導に携わっている方にも役立つものを……という思いを込めて本書を著しました。一般的な楽典の本としての内容を備えていますが、学校の音楽科教育(小・中・高校および特別支援学校の音楽の授業)にかかわりのある教員を目指している方や現職の先生方にも活用していただけるよう、学習指導要領との関連を示したり、共通教材に関するコラムを設けるなどの工夫を施しました。この点が本書の特徴の1つになっています。
 学習指導要領は一般の方にはなじみの薄いものですが、各章の冒頭の会話や関連するコラムなどを参考にしてください。音楽教室などで指導されている先生方には、学校の音楽の授業の学習内容についてご理解を深めていただく契機になればと思います。
 音楽には多様なジャンルがあり、音楽用語には複数の言語によるものが用いられています。そのため同じ事柄に対して表し方が異なることがあります。なかには用語や記号の読み方や意味がはっきりと定まっていないものもあり、疑問を感じて調べようとしても、詳しく説明されていなかったり、あるいは説明が難解だったりして、すっきりとした理解に至らないことが多いと実感しています。本書ではそのような不確実な事柄を含めて、平易で詳しい説明を心がけています。これまで疑問を感じたり、あいまいになっていた事柄の解消に役立つことができたならば、筆者としてこの上ない喜びです。
 音楽の仕組みに興味のある方や演奏技術の向上を目指している方で「音程」に関することが未習の場合には、ぜひこれをマスターされることをお勧めします。音程に関する知識や感覚を身につければ、あとに続く「音階と調」「和音と和声」に関する学習がスムーズに進むだけでなく、演奏や鑑賞の際にも役立ちます。第8章では独習でも無理なく確実に進むよう練習問題を設けていますので、ご活用ください。第9章と第10 章は特に気を入れたところで分量も多くなっていますが、音階に関する内容は、現職の先生方にも参考にしていただけるものと思います。
 音程や音階、和音など理論的な内容を学習する際には、実際に音を出して確かめることが何より大切ですのでぜひ実践してください。これらの事柄をマスターすると、音楽に対する理解が格段に深まります。
 本書を手にされた方が、「音」を感じながら学習を進めて、「音楽」のさらなるおもしろさに気づき、その奥深さを感じていただけるよう願ってやみません。

版元から一言

この本は音楽に携わるすべての人(特に先生)に向けた楽典解説書です。先生といっても音楽の専門家とは限りません。楽典の詳細までは学ぶことのない幼稚園や小学校全科の先生、音楽の授業も兼任しなくてはならない生徒数の少ない学校の先生。また楽器は弾けても楽典は苦手という先生も多いでしょう。そうした先生のための、そのまま授業でも活用できる、新しいタイプの楽典書です。
イラストや会話調のやりとりも交えて、わかりやすく解説。特に、2017年春に告示された新しい学習指導要領に準じ、小学校で教える内容なのか、中学校で教える内容なのか、さらには専門家が知っているレベルの内容なのか、そうしたレベルが項目ごとに示されているので学校の先生は必携の本です。また、学習指導要領の共通教材と関連した楽典に関するコラムも、音楽指導の現場ですぐに活用できるでしょう。
もちろん、音楽に興味のある方や、音楽の決まりごとや仕組みを詳しく知りたい方にも分かりやすい内容になっています。
著者は音楽教諭を経て、元文部科学省の音楽科・主任教科書調査官として長年活躍し、現在は大学で音楽科教員の育成をしています。現場からの疑問点、先生方の弱点を知る著者ならではの経験も反映された、これまでにない楽典の解説書です。

著者プロフィール

加藤 徹也(カトウ テツヤ)

東京都生まれ。東京藝術大学作曲科卒業。放送大学大学院文化科学研究科修了。
公立高校教員を経て文部省(現文部科学省)入省。主任教科書調査官として教科書検定業務に従事する。
現在、武蔵野音楽大学教授。教育関係諸機関の理事や委員、教職に関する講習の講師、コンクールの審査員などを務めている。

上記内容は本書刊行時のものです。