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人と数学のあいだ 加藤 文元(著/文) - トランスビュー
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人と数学のあいだ (ヒトトスウガクノアイダ)

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四六判
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-7987-0183-7   COPY
ISBN 13
9784798701837   COPY
ISBN 10h
4-7987-0183-1   COPY
ISBN 10
4798701831   COPY
出版者記号
7987   COPY
Cコード
C0041  
0:一般 0:単行本 41:数学
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2021年11月29日
最終更新日
2022年3月24日
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書評掲載情報

2022-01-22 日本経済新聞  朝刊
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紹介

★この書籍の小売店頭価格は、1800円+税です。

「数学を学ぶことは、人間を学ぶこと」

数学は、非常に難しく、とっつきにくいものだと思われがちです。
たしかに現代の数学は抽象的で、技術的にも高度なものです。
大学はおろか中学・高校の数学で挫折してしまったという方も多いかもしれません。

しかし、実は数学は、私たちの身の回りの至るところに浸透しています。
スマートフォンなど日々使用している機器はもちろん、社会活動や人と人とのつながりにとっても、重要な基盤となっている。つまり、数学を使うと使わざるとにかかわらず、非常に身近なものだということです。

本書は、数学者・加藤文元と、異分野の識者4人との対談を収録したものです。

川上量生さんとはビジネス、
竹内薫さんとは物理学・プログラミング、
岩井圭也さんとは小説、
上野雄文さんとは脳科学、

……を通して、数学と人間とのかかわり、そして数学の新たな可能性を探っていきます。

必ずしも数の計算や命題の証明をしなくても、数学の面白さ・奥深さは味わえる。
本書を通して、そのことを体感していただけるはずです。


・第1章 数学することは生きること
 竹内薫( サイエンス作家)

・第2章 数学と文学の交差点―すべての表現者は孤独か?
 岩井圭也( 小説家)

・第3章  数学と脳科学―数学者の精神と脳科学の数理
 上野雄文( 精神科医・脳科学者)

・第4章  数学は「役に立つ」のか?
 川上量生( 実業家)

目次

はじめに――数学を学ぶことは人間を学ぶこと

社会の至るところに浸透している数学
数学を学ぶことは人間を学ぶことである
数学を楽しむということ
数学するとは生きること――竹内薫さん
数学と孤独――岩井圭也さん
数学と脳――上野雄文さん
コンテンツとしての数学――川上量生さん

第1章 数学することは、生きること  加藤文元×竹内 薫

数学とプログラミングとクリエイティビティ
ルービックキューブで「群論」が分かる?
自分で「発見」することの大切さ
数学は人間が生み出したのか、自然にあるものか
数学はすごい、でも物理学もすごい
未来の数学の姿

第2章 数学と文学の交差点――すべての表現者は孤独か?  加藤文元×岩井圭也

なぜ、数学者を題材に小説を書こうと思ったのか
天才数学者の孤独
共同で革新的アイデアを生み出すことは可能か
作家の孤独
孤独とストイックの違い
「共鳴箱」の必要性
数学と文学の共通項

第3章 数学と脳科学――数学者の精神と脳科学の数理  加藤文元×上野雄文

脳から数学を読み解く
ガロアの死亡診断書
「数学脳」はあるのか?
数学と視覚の関係
数学者も言葉を通して考える
数学における〈正しさ〉とは何か
野山を駆け回ることと発想力
機械に数学はできるか
数学が「一つ」であること
人間の脳は、どのように抽象概念を手に入れたか

第4章 数学は「役に立つ」のか?  加藤文元×川上量生

数学という最高のエンターテインメント
数学はビジネスの役に立つのか
プログラムや法律の複雑度を「幾何学的」思考で測る
現代数学は「非可逆圧縮」された情報だと考えられる?
現代数学の可能性を探る――古典数学と現代数学の違い
「空間化」することの意味
数学における空間の考え方の変遷

著者プロフィール

加藤 文元  (カトウ フミハル)  (著/文

かとう・ふみはる 1968年、宮城県生まれ。東京工業大学理学院数学系教授。97年、京都大学大学院理学研究科数学数理解析専攻博士後期課程修了。九州大学大学院助手、京都大学大学院准教授などを経て、2016年より現職。著書に『ガロア 天才数学者の生涯』(角川ソフィア文庫)『物語 数学の歴史―正しさへの挑戦』『数学する精神―正しさの創造、美しさの発見』(以上、中公新書)『数学の想像力―正しさの深層に何があるのか』(筑摩選書)、『宇宙と宇宙をつなぐ数学―IUT理論の衝撃』(KADOKAWA)、
『天に向かって続く数』( 共著、日本評論社)など。

岩井 圭也  (イワイ ケイヤ)  (著/文

いわい・けいや 小説家。1987年生まれ。北海道大学大学院農学院修了。2018年『永遠についての証明』で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞(KADOKAWAより刊行)。著書に『文身』(祥伝社)、『水よ踊れ』(新潮社)、『この夜が明ければ』(双葉社)などがある。

上野 雄文  (ウエノ タケフミ)  (著/文

うえの・たけふみ 1995年九州大学医学部卒業。博士(医学)。独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センター臨床研究部長・医師養成研修センター長、九州大学医学部臨床教授、NPO法人 数理の翼理事長。専門は臨床精神医学、脳生理学。

川上 量生  (カワカミ ノブオ)  (著/文

かわかみ・のぶお 1968年愛媛県生まれ。91年京都大学工学部卒業。97年8月ドワンゴを設立。株式会社KADOKAWA・DWANGO代表取締役会長を経て、現在はKADOKAWA取締役、ドワンゴ顧問、学校法人角川ドワンゴ学園理事などを務める。

竹内 薫  (タケウチ カオル)  (著/文

たけうち・かおる サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。フリースクール「YES International School」校長も務める。著書に『99・9%は仮説』(光文社新書)、訳書に『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』(ポール・ナース著、ダイヤモンド社)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。