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プラハ冗談党レポート ヤロスラフ・ハシェク(著) - トランスビュー
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プラハ冗談党レポート (プラハジョウダントウレポート) 法の枠内における穏健なる進歩の党の政治的・社会的歴史 (ホウノワクナイニオケルオンケンナルシンポノトウノセイジテキシャカイテキレキシ)

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四六判
488ページ
上製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7987-0124-0   COPY
ISBN 13
9784798701240   COPY
ISBN 10h
4-7987-0124-6   COPY
ISBN 10
4798701246   COPY
出版者記号
7987   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
絶版
初版年月日
2012年6月
書店発売日
登録日
2012年5月9日
最終更新日
2022年3月24日
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紹介

くたばれ、帝国!
時は1911年、ボヘミア王国プラハで、帝国議会選挙に新党が登場した。その名も「法の枠内における穏健なる進歩の党」。反戦ユーモア小説『兵士シュヴェイクの冒険』で世界的に知られるハシェクが、自ら立候補し、大活躍する珍無類のドキュメント。政党選挙の茶番を笑い倒す紙の爆弾。M・ヴァーシャの挿絵入り。本邦初訳のみならず世界初の完訳。

目次

地図
訳者まえがき
はしがき

第一部穏健なる進歩の党の年代記より

第一章初期の綱領
第二章オポチェンスキーとクリメシュ
第三章マケドニアの公爵クリメシュ
第四章農村での最初の挫折
第五章わが友スタニスラフ・ゼマン
第六章最初のクリスチャン迫害
第七章政府筋による新党の迫害
第八章党は成長したが敗北した
第九章カルタゴに囚えられて
第一〇章 わが友イージー・マヘンとヨゼフ・マフ
第一一章 「動物の世界」
第一二章 新党の別の拠点
第一三章 旦那、一コルナ頂けないでしょうか
第一四章 アルベス先生
第一五章 党の会計係ドロビーレク
第一六章 ドロビーレクのアバンチュール
第一七章 しっぺ返し
第一八章 党のメッセンジャーボーイ 詩人のフラブシャ
第一九章 世界文学の翻訳家 アドルフ・ゴットヴァルト
第二〇章 第一部へのあとがき


第二部穏健なる進歩の党の三名の伝道の旅から

第二一章 チェコの批評家 フランティシェク・セカニナ教授
第二二章 画家のヤロスラフ・クビーン
第二三章 イフラヴァ
第二四章 マルシツェ
第二五章 チェコのジャンヌ・ダルク
第二六章 作家のロジェク
第二七章 最初の伝道の旅からの第二信
第二八章 詩人のルイ・クシカヴァ
第二九章 ウィーン
第三〇章 詩人のラツェク
第三一章 マハルはいずこ
第三二章 マハルは留守
第三三章 ウィーンのチェコ人
第三四章 同志シュカトゥラ
第三五章 文学グループ「シリンクス」の思い出
第三六章 知られざる作家
第三七章 K・フゴ・ヒラル博士
第三八章 法の枠内における穏健なる進歩の党の三名のメンバーは、その後どうなったか
第三九章 レシェフラトの貴族エマヌエル
第四〇章 法の枠内における穏健なる進歩の党のウィーンでの冒険
第四一章 チェコ最大の作家ヤロスラフ・ハシェク
第四二章 おおむね旅行記ならぬ、旅の初めの考察
第四三章 ハンガリー人とチェコ人
第四四章 スラーヴァ嬢
第四五章 『五月の叫喚』
第四六章 チェコで最も肥った作家
第四七章 牧歌(一)
第四八章 アウグスティン・エウゲン・ムジーク
第四九章 牧歌(二)
第五〇章 第二の伝道の旅からの第二信
第五一章 作曲家フランダ
第五二章 陰謀家ピーセツキーとそのドラマ
第五三章 建築家ペパ・マイエル
第五四章 H博士
第五五章 画家ヴラティスラフ・マイエル
第五六章 暗号の手紙
第五七章 守護天使
第五八章 天才ピアニスト ヤン・リードル
第五九章 悪友たちの間で
第六〇章 誘拐した二人の紳士
第六一章 「ブラニークのビールをどうぞ!」
第六二章 ティサ川の土左衛門


第三部党は選挙戦に打って出る

第六三章 最近の選挙活動での法の枠内における穏健なる進歩の党のマニフェスト
第六四章 偽造された、または腐敗した食料品について
第六五章 反対党の候補者諸君のこと
第六六章 動物の復権
第六七章 ザーホシュ博士のこと
第六八章 門衛の国家公務員化について
第六九章 婦人参政権
第七〇章 投票日


第四部法の枠内における穏健なる進歩の党のスパイ事件
第七一章 「チェスケー・スロヴォ」編集局の一日
第七二章 「チェスケー・スロヴォ」編集長 イージー・ピフル
第七三章 編集局の下働き
第七四章 女性のペンネーム
第七五章 ブラックを一杯
第七六章 クウィド・マリア・ヴィスコチル
第七七章 ペラント事件
第七八章 カラウス君がアルコール依存症になった話
第七九章 新党員カレル・ペラントの受難
第八〇章 バルナバ修道院でのミサの効能
第八一章 マハル
第八二章 〈モンマルトル〉の悲劇
第八三章 ハルプニー博士
第八四章 わがいとしの祖父
第八五章 カレル・ペラント
第八六章 魔法をかけられた王女
第八七章 出版法第一九条に基づく訂正の申し込み
第八八章 「ナーロドニー・リスティ」
第八九章 人は見かけによらぬもの
第九〇章 プラハからの手紙
第九一章 市民ニェメツ
第九二章 国際およびチェコの情勢
第九三章 ヴァーツラフ・ヤロスラフ・クロファーチュ
第九五章 タカという名の男
第九六章 私が国民社会党を脱党したいきさつ
第九七章 現代の聖者
第九八章 ヨゼフ・ヴァレンタ
第九九章 革命家ツィグロゼル
第一〇〇章 法の枠内における穏健なる
進歩の党第二回大会の議事録


訳者あとがき

テキストと他の著作について

喋るハシェク、笑うカフカ

――編集後記にかえて――
編集後記の追記

ハシェク関係年表
事項索引
人名索引

著者プロフィール

ヤロスラフ・ハシェク  (ヤロスラフ・ハシェク)  (

チェコの作家。1883年プラハに生まれる。商業学校を卒業後、銀行に就職したが無断欠勤してヒッチハイクを繰り返し、馘になる。以後アナーキストの雑誌編集者、業界新聞の記者などを経てユーモア短篇を書きまくり、千五百以上の短篇小説を残す。第一次世界大戦に出征するが前線でロシア軍に投降、ロシア革命に共鳴。1920年、独立を勝ち取ったチェコスロヴァキアに帰国し、長編『兵士シュヴェイクの冒険』(未完、岩波文庫、全4冊)を執筆。過度の飲酒で体を壊し、1923年、39歳で死去。

栗栖 継  (クリス ケイ)  (

翻訳家、チェコ文学者、エスペランティスト。1910年、和歌山県に生まれる。大阪外国語学校(現・大阪大学外国語学部)仏語学科中退。戦前、共産主義運動に共鳴してエスペラントを学び、中野重治や徳永直と活動、治安維持法により数回の逮捕・投獄経験を持つ。主な訳書にJ・ハシェク『兵士シュヴェイクの冒険』(全4冊)、J・フチーク『絞首台からのレポート』、K・チャペック『山椒魚戦争』、B・ニェムツォヴァー『おばあさん』(いずれも岩波文庫)がある。2009年、没。

上記内容は本書刊行時のものです。