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日本初「薬やめる科」の医師が教える 薬の9割はやめられる
- 書店発売日
- 2018年4月19日
- 登録日
- 2018年2月16日
- 最終更新日
- 2018年3月26日
紹介
「薬漬け医療」と言われて久しい日本の医療
。高齢になるほどに、目を覆うばかりの多くの薬を、長期間にわたって出し続ける傾向にあるようですが、死ぬまで投薬する意味が本当にあるのでしょうか?
日本初の「薬やめる科」を設けた松田医院和漢堂院長の松田先生は「多くの医師達は薬が基本的に毒であることを忘れている」、と指摘します。
特に問題となるケースは3つ。
①高齢者が複数の科から大量の投薬を受けている場合、
②心療内科、精神科などで数多くの精神安定剤を長期に投与されている場合、
③繰り返す蕁麻疹、湿疹、アレルギー性鼻炎、喘息等に対して、抗アレルギー薬、ステロイドを長期連用している場合など。
少し周りを見渡せば、このようなケースはたくさん思い当たると思います。
このような状況を少しでも改善するため、松田先生は、「薬やめる科(減薬・断薬サポート)」を開設し、医者が絶対に教えてくれない薬のやめどき、減らし方、やめ方、溜まった毒の消し方をお教えします。
現場で多くの患者を診てきた医師だからこそわかる、断薬の大切さと効果。
長年薬を飲み続けているにもかかわらず、体調不良を抱え続けている人たちへ、「このまま薬漬けで本当に良いのか」を問う本です。
目次
はじめに――薬と体調、負の連鎖に歯止めを!
1章 薬が病気をつくる
――薬を飲む前に知っておきたいこと
●なぜ人は薬に頼るのか
●高血圧は病気なのか
●中性脂肪も血糖値もやや高めで問題ない
●コレステロールに善玉も悪玉もない
●鬱病患者が急増している理由
●精神疾患はこの60年で300種類以上の病気を創造してきた
●骨粗鬆症は薬ができたことで脚光を浴びた疾患
●発熱が体を守る
●ワクチンを打つ権利はあるが義務はない
●投与薬の数が増えれば、副作用の起こる可能性は指数関数的に高くなる
●死亡原因の〝隠れた1位〟は「医原病」
2章 その薬はいますぐやめられる
――薬の副作用こそが問題
●「風邪に抗生物質」は意味がない
●抗生物質の投与期間は原則2~3日
●コレステロールの薬はほとんどが急にやめても大丈夫
●コレステロール薬を飲み続けると老け込む
●骨粗鬆症の薬は内服も注射薬も飲む必要なし。骨密度は上がっても、骨自体がもろくなる
●胃潰瘍・十二指腸潰瘍等の薬を飲むのは治癒するまで
●解熱鎮痛剤は急にやめても痛みが変わらないならそのまま中止してよい。飲んでも病気の治りが遅くなるだけ
●抗ガン剤はガンに無力どころか、発ガン作用がある
●鼻炎の治療は漢方に置き換える
●「市販薬との上手なつき合い方」を追加したい
3章 減薬から断薬へ
――一生飲み続けなければいけない薬はない
●降圧剤のカラクリ
●血圧を不用意に下げると、ガンなどの罹患リスクが高まる
●降圧剤の断薬はゆっくりした減薬がポイント。複数服用している場合は、軽い薬から減薬するべし *症例(高血圧)もう一つくらい症例が欲しい
●〝ステロイドの魔法〟は長くは続かない。減薬に協力的な医師を見つけるべし *症例(慢性気管支炎)
●糖尿病の薬の多くは、糖質を控えた瞬間に不要になる *症例が欲しい
●糖尿病でインスリンを使用している人はインスリンと糖質を徐々に減量
4章 抗精神薬・睡眠薬の恐怖
――禁断症状に苦しむ前に
●精神疾患を診断するチェックシートがふつうの子ども・大人を病人に仕立てる
●統合失調症と診断された患者の脳は、本当にドーパミン過剰なのか
●「鬱はセロトニン不足から起こる」はウソ
●発達障害の子どもに向精神薬など言語道断 *症例(発達障害)
●病院で間違っても「眠れない」と行ってはいけない。睡眠薬を気軽に飲むな
●向精神薬を減薬するには、家族とともに離脱症状に耐える覚悟をすることが大事 *症例が欲しい
5章 「薬をやめる科」の挑戦
――漢方薬、代替療法との組み合わせで体調改善
●「現代病」とは
●治療の極意は「毒を入れずに毒を出す」こと
●8つの治療ポイント
・腸内環境の改善
・扁桃、上咽頭、副鼻腔、口内環境の改善
・栄養状態の改善
・骨格、筋肉の状態の改善
・化学物質、有害金属などの蓄積に対するデトックス
・微生物感染への対応
・高体温維持、免疫力向上
・心の状態の改善(「病は気から」は古くて新しい教え)
●代替療法あれこれ
・名人芸は不要
・漢方薬は副作用のない良い治療法だが、薬である以上、やめるにこしたことはない *症例(アトピー性皮膚炎、過敏性腸症候群)
・三井温熱療法(血流を改善し、免疫力や排毒機能を直接たかめて自己治癒力を最大限引き出す) *症例(リウマチ)
・矢追インパクト療法 *症例(アレルギー性鼻炎)
・サプリメント(すべての病気を追求するとミネラル不足にたどり着く) *症例(子宮頸ガンワクチン後遺症)
・音楽療法 *症例(抑鬱症状、パニック障害)
・腸心セラピー *症例(仕事のストレス)
・気功 *症例(眼球運動障害・脳腫瘍後遺症、脊椎性神経根症)
・フコイダン *症例(食道ガン)
・ 布ナプキン *症例(月経前緊張症)
・ ほかにもまだまだある代替療法(B-スポット療法、あいうべ体操、電磁波対策、ブックセラピーetc.)
6章 薬いらずの暮らし方
――上手にセルフケア
●健康診断は受けなくてもよい
●〝健康オタク〟に健康な人はいない
●セルフケアで一番大事なのは「楽しく続ける」こと
●食事療法(少食療法+糖質制限+食べ順ダイエット)
●体を温める(半身浴のすすめ)
●石油化学製品を使わない
●電磁波から離れる
●20~30分のウォーキング
●水ポット体操
●頭皮マッサージ
●お母さんと赤ちゃんのセルフケア
7章 医療の現実と今後に向けての提言
●医師がいつの間にか薬の販売人になっている
●国の医療制度、保険制度にモノ申す
●製薬会社への提言
●病院はパワースポットであるべき
●未来の医療とは?
上記内容は本書刊行時のものです。