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東大教養学部「考える力」の教室 宮澤 正憲(著/文) - SBクリエイティブ
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東大教養学部「考える力」の教室 (トウダイキョウヨウガクブカンガエルチカラノキョウシツ)

ビジネス
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四六判
246ページ
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-7973-9264-7   COPY
ISBN 13
9784797392647   COPY
ISBN 10h
4-7973-9264-9   COPY
ISBN 10
4797392649   COPY
出版者記号
7973   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年8月5日
最終更新日
2017年9月21日
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書評掲載情報

2017-11-05 読売新聞  朝刊
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紹介

東大の教養学部で東大生が殺到する授業があります。
それが、「ブランドデザインスタジオ」、通称、考える力の教室です。
この授業は、「過去を知る学び」を得意とする東大生に、
「新しいものを生み出す思考法」を体系的に学ばせたい、と2011年にはじまりました。

正解のある試験は得意だが、ゼロから1を生み出すことが苦手とされる東大生。
つまり、「改善はできても、新しいものを生み出せない」。
これは、私たち大人を含めた日本が抱える大きなジレンマといえます。

特別プログラムという形で試験的にスタートし他授業は、学内外で一気に評判となり、
受講できない学生や他大学からの申し込みが殺到するほどに、
6年間で延べ500名以上の出席者を出し、
授業を学生時代のいちばんの思い出に挙げる卒業生も多くいます。

卒業生が「これからの人生の武器になる! 」と絶賛する授業。
乃木坂46の秋元真夏さん、生田絵梨花さん、伊藤かり
んさん、松村沙友理さん、若月佑美さんも、実際にこの手法に従って、
全国の学生を相手にしたプレゼンテーションを成功させました。

本書は、新しいものを生み出す、思考フレームを事例豊富にわかりやすく紹介します。

目次

1時限目 自分でオリジナルな思考をする準備
・テストで良い点をとるよりも大切なこと
・自分で考えてますか?
・ゼロ→イチの人こそが生き残る
・AIに置き換えられる人の3つの特徴
・「リボン思考」というフレームワーク

2時限目 インプット
・見たこともないアイデアはどこから生まれるか?
・素材を変えると、料理の味は変わる!
・ゼロベースで考える
・嫌いな人を議論にまきこむ
・フィールドワークに出る

3時限目 コンセプト
・「消費者は自分でどんなものがほしいのかわからない」
・失敗を3回、繰り返す
・仲の悪い人を巻き込む
・「AとB」どちらが正しいかではなく、融合させる
・意味の近いものを分類する<親和図法>
・アイデアが勝手に発散する<シナリオグラフ>
・手軽に可視化できる<2軸図>
・人の心の動きをおいかける<WCA>

4時限目 アウトプット
・左脳から右脳へうつす<ブランコ>
・遠くへ飛ばす
・「旬」という言葉からどこまで連想できますか?
・手を動かす、体を動かす
・最後は情熱がものをいう

5時限目 あなたがぶつかるであろう<5つの壁>
・正解を一発で出そうとしない
・失敗=悪いと考えない
・「まじめ」「客観的」は正しくない
・範囲と枠にこだわらない
・全部乗せはしない

6時限目 リボン思考で人を動かす
・リーダーにこそ、イノベーション力が問われる
・観察力で気が付く人になる
・対立を協創的にする
・本来の目的を達成する

著者プロフィール

宮澤 正憲  (ミヤザワ マサノリ)  (著/文

東京大学 教養学部教養教育高度化機構 特任教授 (株)博報堂 ブランド・イノベーションデザイン局長 東京大学文学部心理学科卒業。(株)博報堂に入社後、多様な業種の企画立案業務に従事。 2001年に米国ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院(MBA)卒業後、ブランド及びイノベーションの企画・コンサルティングを行う次世代型専門組織「博報堂ブランド・イノベーションデザイン」を立上げ、経営戦略、新規事業開発、商品開発、空間開発、組織人材開発、地域活性、社会課題解決など多彩なビジネス領域において実務コンサルテーションを行っている。同時に東京大学教養学部に籍を置き、発想力とチーム力を鍛える授業「ブランドデザインスタジオ」や大学生を対象にした発想のための教育コンテストBranCo!を企画・運営するなど高等教育とビジネスの融合をテーマに様々な教育活動を推進している。成蹊大学非常勤講師。イノベーション支援サービスを提供する(株)SEEDATA非常勤取締役。

上記内容は本書刊行時のものです。