版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
ローカルブックストアである 大井実(著/文) - 晶文社
..

ローカルブックストアである 福岡 ブックスキューブリック

発行:晶文社
四六判
248ページ
定価 1,600円+税
ISBN
9784794969514
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他

出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2016年12月17日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2017-04-16 産經新聞  朝刊
2017-04-09 朝日新聞  朝刊
2017-03-05 読売新聞  朝刊
評者: 稲泉連(ノンフィクションライター)

紹介

2001年に船出した小さな総合書店「ブックスキューブリック」。素人同然で始めた本屋の旅は、地元・福岡の本好きたちや町の商店主を巻き込み、本を媒介に人と町とがつながるコミュニティづくりへと展開した。ローカルブックストア店主は理想の本屋像をどのように思い描き、歩んできたのか。独自の店づくりから、トークイベントやブックフェスティバルのつくり方、カフェ&ギャラリーの運営まで。15年間にわたる本屋稼業の体験をもとに、これからの本屋づくり、まちづくりのかたちを示す。

目次

 はじめに

1 開業前夜
 15坪の小さな本屋
 「2001年本屋の旅」がはじまった
 「町の本屋」を行脚して
 開業前にアルバイト修業
 物件との運命的な出会い
 最後の難関は取次の口座開設
 店舗デザインは夫婦協同で

2 本屋になったわけ
 鬱屈とした高校時代の逃げ場は本屋
 『赤頭巾ちゃん』に救われた
 ザ・スミスと出会った大学時代
 とりあえず就職してみた
 商売への憧れ
 イタリアに行ってみた
 コミュニケーションの達人たち
 ミラノで夢のような展覧会――安田侃さんとの出会い
 自分の居場所をつくるための武器
 地域密着のイベント三昧――大阪時代

3 今日も店づくり、棚づくり
 『就職しないで生きるには』
 スモール・イズ・ビューティフル
 小さくても総合書店
 背後には膨大な在庫が
 本はすべて実用書
 編集棚VS単品主義
 POPのこと、残すべき本のこと
 『日々はそれでも輝いて』――詩の水先案内人

4 キューブリック・スタイル
 ブックオカのこと
 2008年、箱崎店オープン
 ブックス&カフェの運営
 雑貨が教えてくれたこと
 トークイベントをやる理由
 15周年、角田光代さんと屋台「花山」の夜  
 トークイベントのつくりかた  
 ほん屋のぱん屋  
 スタッフのこと  
 日記 2016年  

5 くらし、ローカル、しごと
 博多と福岡の違いが分かった  
 『アルケミスト』に願いを込めて  
 自転車シティ福岡  
 ローカル&リトルプレスとともに  
 九州・福岡の出版社たち  
 『草枕』と若冲  
 EXPO70・強烈な万博体験  
 けやき通りの小さな仲間たち  
 年末最終日はビル・エバンスで  

6 本の流れの川下から
 ぼくも本屋のおやじさん  
 格差社会  
 出版・書店業界の流れや問題点  
 やがて消え去る? 紙の本のことについて  
 本屋はインディペンデントなメディア  

7 これからのこと
 本屋の跡継ぎたち  
 まちづくりの当事者として  
 我々みんな小商い  
 本屋志願の若者たち――ブック&カフェはまちづくりの中心になれる  
 「読書について」というストレートな質問について  
 11時間の車座トークが本になった!  
 『夜と霧』の読書会  

あとがき  

その他情報

開業時の取引先との交渉、独自の店づくり、九州の仲間とはじめたブックフェスティバル「ブックオカ」、カフェ&ギャラリー併設の2店舗目を開業……。棚づくりの工夫から、トークイベントの企画や若い人へ向けた本屋開業の心得まで。実践的なアドバイスを満載した一冊。

著者プロフィール

大井実  (オオイミノル)  (著/文

1961年、福岡市生まれ。同志社大学文学部卒業。東京、大阪、イタリアなどで、ファッション関係のショーや現代美術の展覧会などの企画・制作に携わった後、2001年、福岡市のけやき通りに新刊書店ブックスキューブリックを開業。06年、いまや全国各地に広がるブックイベントの先駆けとなった「ブックオカ」を有志とともに立ち上げ、実行委員長を務める。08年に、カフェとギャラリーを併設する箱崎店をオープン。16年には同店内にベーカリーを開設。トークイベントや展覧会を次々に開催しながら、本を媒介に、人が集い、町と人をつなぐコミュニティづくりへと活動の枠を広げている。

上記内容は本書刊行時のものです。