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学校図書館の可能性
自ら考え、判断できる子どもを育てる
発行:全国学校図書館協議会
四六判
278ページ
定価
2,500円+税
- 書店発売日
- 2017年9月1日
- 登録日
- 2017年8月18日
- 最終更新日
- 2017年8月19日
紹介
学校図書館は、人類が生んだ知的財産が凝縮された「知の宝庫(世界)」としての教育環境です。子どもはその「世界」にある「知」(書物など)と出会うことにより、自己を見つめ、他者を深く認識し、社会の仕組みや複雑さを知り、そして世界にも近づくことができるのです。その意味において、学校図書館は、子どもの未来の創造を通して、一国の未来をも創っていく可能性を有した教育環境です。
戦後の学校図書館形成期に大きな影響を与えた『学校図書館の手引』(1948年)には、「問題に対してただ一つの解決しか与えられなかった」教育から脱却し、「問題を解決するに役立つ資料を」学校図書館で見いだし「批判的精神」を培うことの重要性が指摘されていました。
本書は、こうした問題意識を下に、今日の学校図書館が抱えている諸課題を概説しながら、学校図書館は、今日の困難な教育状況を変革する有力な視座としての地位を有していることを論じます。
目次
第一章 「不可欠」的存在としての学校図書館-「自発的学習」をキーワードに-
第二章 アクティブ・ラーニング(「主体的・対話的で深い学び」)-「学び方の学び」を支える学校図書館-
第三章 「セーフティネット」としての学校図書館-子どもの「学び」と「育ち」を支える-
第四章 図書委員会活動の意義と活動内容-自主性、主体性を基礎に子どもを育てる-
上記内容は本書刊行時のものです。