版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
霊はどこにいるのか 一柳 廣孝(編著) - 青弓社
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:

在庫ステータス

品切れ・重版未定

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
子どもの文化     書店(直)
直接取引:あり
返品の考え方: 返品は常時フリーです。了解者名が必要な場合は「矢野」と記入してください

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

霊はどこにいるのか (レイハドコニイルノカ)

社会一般
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:青弓社
A5判
244ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7872-9183-7   COPY
ISBN 13
9784787291837   COPY
ISBN 10h
4-7872-9183-1   COPY
ISBN 10
4787291831   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0395  
0:一般 3:全集・双書 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2007年12月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2019年4月22日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

生者と死者の境界線を揺るがす霊は、存在の真偽をめぐる論争がたびたび巻き起こる一方で、多様な文化に侵食して恐怖のシンボルとして語られてきた。加門七海インタビューをはじめ、映画やテレビ、心霊スポットなどに現れる霊を批評して、その居場所を探る。

目次

「闇」への想像力をかきたてるために──「ナイトメア叢書」刊行にあたって 一柳廣孝

はじめに 一柳廣孝

第1章 霊の居場所を聞いてみる──加門七海インタビュー
 霊の居場所を聞いてみる──加門七海インタビュー 聞き手:一柳廣孝/吉田司雄
  1 『うわさの人物』とスピリチュアルブーム
  2 霊はどこにいるのか
  3 スピリチュアルブームの内実
  4 インスタント化する非日常
  5 二つの「おそれ」
  6 「加門七海」の誕生
  7 魔方陣から怪談へ
  8 地雷原を走る

第2章 霊の現代
 霊的世界観を説く理由──飯田史彦と「生まれ変わり」の生きがい論 島薗 進
  1 飯田史彦の宣布・表現活動
  2 『生きがいの創造』と霊的世界観
  3 『生きがいの創造』のメッセージ
  4 『生きがいの創造』以後の展開
 データベース化する心霊──「霊」のいる場所と「私」のいる場所 木原善彦
  1 幽霊写真と心霊写真
  2 霊性写真の時代
  3 カーニヴァル化する「私」
  4 断言する占い師
 映画に憑く写真、テレビに憑く写真──心霊写真の現在形 前川 修
  1 心霊映画に憑く心霊写真──死後の心霊写真
  2 ビデオに憑く心霊写真
  3 テレビに憑く心霊写真
 心霊スポットに見るトポス──霊的磁場に作用するまなざし 金子 毅
  1 消費される心霊スポット
  2 トポスとしての心霊スポット
  3 権力関係と心霊スポット

第3章 霊のいる風景
 霊のいるトコロ 石井研士
  1 擬似科学化するテレビ
  2 大衆・テレビ・オカルト
  3 一九七四年の衝撃
 鉄道と心霊──線路は続くよどこまでも 山口俊雄
  1 鉄道トンネル
  2 踏切、飛び込み
  3 文学に現れた鉄道と心霊
  4 諸関係の束としての鉄道
  5 鉄道の隠された半面
 陰陽眼の少女──現代台湾の鬼の噂 伊藤龍平
  1 風水と学校の怪談
  2 女子寮の怪異
  3 八字が軽い人
  4 鬼が見える人生

第4章 歴史のなかの霊
 モノノケの八世紀 津田博幸
  1 「鬼」と「もの」
  2 死霊の「気」
  3 死霊の憑依
  4 モノノケの姿
 怨霊と亡霊と──〈亡霊〉に取り憑かれた軍記物語 高木 信
  1 御霊神誕生の裏面
  2 親しき者と死者の関わり
  3 アンタッチャブルな〈亡霊〉
  4 軍記物語と怨霊
 近世民間伝承の幽霊──仏教と怪談のはざまで 堤 邦彦
  1 江戸怪談の宗教環境
  2 母幽霊の哀話
  3 産死婦の供養
  4 財物への執着
  5 死霊はどのように弔われたか
  6 因縁なき幽霊の登場
  7 そして都市伝説への流路

[連載]
書棚の隅に何かいる(第2回)
 新聞記者が見た「千里眼事件」──薄井秀一『神通力の研究』 一柳廣孝
オカルト・アカデミックス(第1回)
 『シンセミア』論序説 吉田司雄

第5章 霊を識る

ブックガイド 川崎公平/横濱雄二/井上貴翔/諸岡卓真/成田大典

著者プロフィール

一柳 廣孝  (イチヤナギ ヒロタカ)  (編著

1959年、和歌山県生まれ。横浜国立大学教員。専攻は日本近代文学、日本近代文化史。著書に『〈こっくりさん〉と〈千里眼〉』(講談社)、『催眠術の日本近代』、編著に『オカルトの帝国』『「学校の怪談」はささやく』『心霊写真は語る』(いずれも青弓社)など。

吉田 司雄  (ヨシダ モリオ)  (編著

1957年、東京都生まれ。工学院大学教員。専攻は日本近代文学、文化研究。編著に『探偵小説と日本近代』、共編著に『機械=身体のポリティーク』『映画の恐怖』『幻想文学、近代の魔界へ』(いずれも青弓社)、『ディスクールの帝国』(新曜社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。