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ト・日 書店
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写真を見るということ
外の発見
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ23mm
重さ 375g
360ページ
並製
定価
3,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年9月25日
- 書店発売日
- 2019年9月25日
- 登録日
- 2019年5月9日
- 最終更新日
- 2020年6月15日
紹介
盲人写真を導きの糸に、写真が表現するものとは何なのか、それは記録なのか、撮る者の意識なのか、という本質的な問いを自身の経験もふまえて考察する。加えて、「アレ・ブレ・ボケ」写真で衝撃を与えた中平卓馬をテコにして「見ることの政治性」を問い直す。
目次
はじめに
Ⅰ 写真と哲学――外の発見
1 夢の鏡
2 始源への問い
3 視覚の謎
4 〈それは=かつて=あった〉
Ⅱ 写真私史――あるパラダイス
1 風に吹かれて
2 コンポラ写真と私
3 暗箱のパラダイス
Ⅲ 戦後民主主義と写真
1 なぜ、中平卓馬か
2 木村伊兵衛と東松照明
3 日本的「愛のドラマ」
Ⅳ ベンヤミン読解
1 アウラの変容
2 仮象から遊戯へ
3 「言語一般および人間の言語について」読解
4 付・シネマトグラフの研究
あとがき
版元から一言
サブカルチャー雑誌の編集で一世を風靡して写真集も出版している著者が、ヴァルター・ベンヤミン、モーリス・メルロ=ポンティ、ロラン・バルトらの思索をたどり、雑誌や小説なども縦横に読み込んで、写真とそれを見ることの関係を解きほぐす。
そして、「盲人写真」を導きの糸に、写真が表現するものとは何なのか、それは記録なのか、撮る者の意識なのか、という本質的な問いを自身の経験もふまえて考察する。加えて、「アレ・ブレ・ボケ」写真で衝撃を与えた中平卓馬をテコに「見ることの政治性」を問い直し、3・11後の写真と社会をおおう空気を読み解く。
哲学的な思考から思考へと軽やかに跳躍し、写真と見ることの迷宮に分け入る写真批評。
上記内容は本書刊行時のものです。