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現代美術キュレーターという仕事 難波 祐子(著) - 青弓社
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現代美術キュレーターという仕事 (ゲンダイビジュツキュレータートイウシゴト)

芸術
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発行:青弓社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ15mm
重さ 250g
192ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7872-7316-1   COPY
ISBN 13
9784787273161   COPY
ISBN 10h
4-7872-7316-7   COPY
ISBN 10
4787273167   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2012年1月
書店発売日
登録日
2011年12月14日
最終更新日
2020年6月15日
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書評掲載情報

2012-02-26 日本経済新聞
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紹介

展覧会を企画・運営して作り上げるプロフェッショナルであるキュレーター。「学芸員」からグローバルで今日的な「キュレーター」へという1950年代から現在までの日本での変遷を追い、時代の新たな価値観を創造するキュレーターの魅力を明らかにする。

目次

はじめに

第1章 日本における「学芸員」の守備範囲
 「学芸員」と「キュレーター」
 博物館法による「学芸員」の定義とその実務
 常設展と企画展を実施する美術館での学芸員職
 企画展中心の美術館
 欧米型の美術館
 フリーランス・キュレーターの守備範囲

第2章 日本キュレーター前史――「学芸員」のはじまり/黎明期:一九五〇年代
 戦後の復興と博物館法の制定
 日本における美術館の設立
 新しい美術館像としてのニューヨーク近代美術館
 神奈川県立近代美術館の誕生
 国立近代美術館の開館
 美術家主導のグループによる展覧会
 デパートと新聞社による展覧会
 一九五〇年代の美術雑誌

第3章 「学芸員」から「キュレーター」へ――転換期:一九六〇―八〇年代
 美術表現の多様化と企画者の役割の変遷
 東京都美術館の変遷
 地方公立美術館の台頭
 国際交流基金と日本人キュレーターの国際化
 貸画廊とオルタナティヴ・スペースの時代
 草月アートセンター
 佐賀町エキジビット・スペースと東高現代美術館
 ICAナゴヤ
 進化するデパート美術館

第4章 「キュレーターの時代」――発展期:一九九〇年代
 グローバル化と日本における「キュレーター」の台頭
 現代美術専門の美術館の登場
 東京都現代美術館の開館
 多文化主義と「他者」の表象
 日本におけるアジアの表象
 フリーランス・キュレーターの台頭とキュレーターの役割の変化
 日本におけるアーティスト・ラン・スペースとアート・プロジェクトの興隆
 日本の「キュレーター」事情
 キュレーターの時代

第5章 これからのキュレーター像
 二十一世紀に入ってからのキュレーションの方向性
 開かれた美術館
 森美術館
 金沢21世紀美術館
 街中へ開かれる美術館
 ゲスト・キュレーターによる展覧会
 美術館での若手作家の展覧会
 アーティスト/キュレーターの登場
 共同キュレーション、双方向性キュレーションの試み
 美術館展覧会の差別化と領域横断化
 日本におけるキュレーターの現在
 これからのキュレーター像

東京ビエンナーレとその時代――中原佑介インタビュー
 「それが初めてなんですよ、国際展を一人でやったのは」
 「「キュレーター」なんていう言葉、当時はなかった」
 「学芸員があんまり展覧会を見ないんだよ」
 「いちばん広い面積を使ったのはクリストだね」
 「我が同僚の批評家たちが、みんな、困ったみたいだよ」

キュレートリアルな出来事の年表1951-2011

おわりに

著者プロフィール

難波 祐子  (ナンバ サチコ)  (

キュレーター。多摩美術大学非常勤講師。ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)学士号(社会人類学)、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)修士号(現代美術キュレーション)。2006―11年、東京都現代美術館学芸員を経て、展覧会やワークショップの企画運営をおこなう株式会社 I plus N を設立。専門は現代美術・文化研究、アートによる子育て支援事業、地域活性化事業。共編著に『ビエンナーレの現在』(青弓社)、企画した主な展覧会に「Interweaving Cultures(文化を織り成す)」(ジム・トンプソン・アートセンター、バンコク、2004年)、「こどものにわ」(東京都現代美術館、2010年)、「呼吸する環礁―モルディブ-日本現代美術展」(モルディブ国立美術館、マレ、2012年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。