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〈原爆〉を読む文化事典 川口 隆行(編著) - 青弓社
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〈原爆〉を読む文化事典 (ゲンバクヲヨムブンカジテン)

社会一般
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発行:青弓社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ25mm
重さ 478g
396ページ
並製
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-7872-3423-0   COPY
ISBN 13
9784787234230   COPY
ISBN 10h
4-7872-3423-4   COPY
ISBN 10
4787234234   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2017年9月
書店発売日
登録日
2017年5月24日
最終更新日
2022年12月9日
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書評掲載情報

2017-12-24 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 青来有一(作家)
2017-11-19 毎日新聞  朝刊
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紹介

「黒い雨」論争、被爆証言・継承運動、核の「平和利用」PR、廃棄物処理場……。〈原爆〉から「戦後70年」を見通すだけでなく、「いま」と「これから」を考える有用な知の資源として活用できる、最新の知見と視点を盛り込んだ充実の「読む事典」。

目次

まえがき  川口隆行

第Ⅰ部 論争・事件史
 1 「浦上燔祭説」の歴史と現在 川口隆行
 2 慰霊碑碑文論争 齋藤 一
 3 原爆文学論争 中野和典
 4 『死の灰詩集』論争 野坂昭雄
 5 「ひばく怪獣」事件 楠田剛士
 6 「リトル・ボーイ再び」事件 柳瀬善治
 7 『黒い雨』論争 中野和典
 8 「アラキ・ヤスサダ」事件 松永京子
 9 スミソニアン原爆展論争 マイケル・ゴーマン[松永京子訳]
 10 原爆ドーム保存・遺産化論争 山本昭宏
 11 『はだしのゲン』閲覧制限事件 川口隆行

第Ⅱ部 表現と運動
 12 朝鮮戦争反対運動 川口隆行
 13 『原爆の図』と全国巡回展 岡村幸宣
 14 被爆者支援運動 川口隆行
 15 ベトナム反戦運動 高榮蘭
 16 被爆証言・継承運動 東村岳史
 17 「原爆の絵」と市民運動 小沢節子
 18 「反・核兵器」の運動と「反・原発」の運動 山本昭宏
 19 台湾民主化と反核 李文茹
 20 先住民権利運動 松永京子
 21 核をめぐる運動とジェンダー 中谷いずみ

第Ⅲ部 語る/騙る
 22 検閲と表現 高榮蘭
 23 外国人記者の被爆地ルポ 永川とも子
 24 英米文学者と核時代 齋藤 一
 25 戦後知識人と核実験 山本昭宏
 26 文学者・文化人と核武装論 柳瀬善治
 27 科学者が語る核エネルギー 中尾麻伊香
 28 医者・医学者の被爆記録 中尾麻伊香
 29 朝鮮人被爆者を/が語る 黒川伊織
 30 手話で語る被爆体験 長野秀樹
 31 教育と原爆児童文学 宮川健郎
 32 折り鶴とサダコの物語 楠田剛士
 33 第五福竜丸展示館と「ビキニ」事件 市田真理
 34 核の「平和利用」PR 山本昭宏
 35 朝鮮半島と核危機 高榮蘭
 36 アメリカ大衆文化と「核の神話」 マイケル・ゴーマン[松永京子訳]
 37 核SFと核批評 野坂昭雄
 38 東日本大震災後の「震災・原発文学」 中野和典
 39 東日本大震災後のパフォーマンス・アート 岡村幸宣
 40 核・原爆を詠む――短歌・俳句 中原 豊
 41 核・原爆を歌う――ポピュラー音楽 山本昭宏
 42 核・原爆を演じる――戯曲・演劇 中谷いずみ
 43 核・原爆を撮る――写真 野坂昭雄
 44 原爆を語ることを断念した表現者 高野吾朗

第Ⅳ部 イメージ再考
 45 「広島」「長崎」以前 坂口 博
 46 きのこ雲 中野和典
 47 怪獣 高野吾朗
 48 終末論 深津謙一郎
 49 核シェルター 中野和典
 50 見捨て体験 篠崎美生子
 51 原爆孤児 高橋由貴
 52 原爆乙女 中谷いずみ
 53 被爆マリア 畑中佳恵
 54 性愛 野坂昭雄
 55 遺伝 松永京子
 56 ケロイド 高野吾朗
 57 汚染 松永京子
 58 復興 齋藤 一
 59 原爆スラム 川口隆行
 60 炭鉱 楠田剛士
 61 労働 川口隆行
 62 移民 松永京子
 63 沖縄 村上陽子
 64 幽霊 村上陽子
 65 語り部 茶園梨加
 66 うわさ 楠田剛士
 67 原爆開発者 マイケル・ゴーマン[松永京子訳]
 68 投下機パイロット 楠田剛士
 69 原子力発電所 中野和典
 70 核廃棄物処理場 野坂昭雄

あとがき 川口隆行

人名索引

版元から一言

20世紀半ばに登場した核・原爆は世界のありようを一変させた。広島・長崎への原爆投下、今日も続く各国の核実験、原子力の「平和利用」と原発事故……。それらは生活だけではなく社会制度や文化に大きな影響を及ぼした。

社会的・政治的には様々な問題や議論を引き起こし、文化的には物語として表象され人々に受容されてきた核のイメージや言説の全体像をとらえるために、70項目をピックアップして、基本情報から論点・要点までを項目ごとにまとめる。

〈原爆〉から「戦後70年」を見通すだけでなく、「いま」と「これから」を考える有用な知の資源として活用できる、最新の知見と視点を盛り込んだ充実の「読む事典」。

著者プロフィール

川口 隆行  (カワグチ タカユキ)  (編著

1971年、福岡県生まれ。広島大学大学院教育学研究科准教授。専攻は日本近現代文学・文化史。著書に『原爆文学という問題領域』(創言社)、共編著に『台湾・韓国・沖縄で日本語は何をしたのか』(三元社)、『戦争を〈読む〉』(ひつじ書房)、『「サークルの時代」を読む』(影書房)、共著に『戦争社会学ブックガイド』(創元社)、『アジアから考える』(有志舎)など。

上記内容は本書刊行時のものです。