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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:43:"国家がなぜ家族に干渉するのか ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-7872-3421-6";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:1250:"政府が「女性の活躍」を華々しく謳う一方で、家庭教育支援法案、親子断絶防止法案、自民党の憲法改正草案(24条改正)、改正教育基本法など、女性の権利を制約したり、家族のあり方や性別役割を固定化しようとする法律や法律案が議論され、それらを成立させようとする動きが顕著になっている。また、内閣府の婚活支援や各自治体の官製婚活も活発化しているのが現状である。 個人の権利を制限する一方で、「家族・家庭」や「個々人の能力・資質」までも共同体や国家に組み込むような諸政策の問題点の核心はどこにあるのか。 他方で、家族や子育て、性的マイノリティを支援する社会制度の設計は喫緊の課題である。国家の過度な介入を防ぎながらどう支援を実現していくのかを、家族やジェンダー、福祉、法学の専門家がそれぞれの立場から縦横に論じる。日本の右傾化を問ううえでも重要な一冊。 執筆者 本田由紀/二宮周平/千田有紀/内藤 忍/斉藤正美/若尾典子/伊藤公雄 (以上、執筆順。敬称略)";s:6:"author";s:25:"本田 由紀()…他1名";s:10:"publishers";s:9:"青弓社";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:9:"青弓社";s:12:"release_date";i:1506697200;}

青弓社ライブラリー89

国家がなぜ家族に干渉するのか 法案・政策の背後にあるもの

社会一般 ラノベ

本田 由紀(編著 | 編著), 伊藤 公雄(編著 | 編著)
発行:青弓社

四六判   176頁  並製
価格 1,600円+税

ISBN 978-4-7872-3421-6   C0336
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2017年9月
書店発売日 2017年9月30日
登録日 2017年6月2日

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書評掲載情報

2017-10-22 朝日新聞  朝刊
評者:齋藤純一(早稲田大学教授・政治学)

重版情報

2刷 出来予定日:2017-11-09
コメント:新聞の書評に取り上げられて話題になり、刊行から1カ月あまりで2刷出来です。総選挙で大勝した現政権の家族政策を鋭く問う本書を、いまこそぜひご一読ください。

紹介

現政権の家族政策――家庭教育支援法案、親子断絶防止法案、自民党の憲法改正草案(24条改正)、官製婚活などを検証して、諸政策が家族のあり方や性別役割を固定化しようとしていることをあぶり出す。日本の右傾化を問ううえでも重要な一冊。

目次

序章 なぜ家族に焦点が当てられるのか 本田由紀
 1 家族と国家
 2 現状の異常さ
 3 その背景にあるもの――一九九〇年代からの布石
 4 政権奪回後の自民党政治の性質
 5 教育をめぐって起きていること
 6 本書の構成

第1章 家庭教育支援法について 二宮周平
 1 本法案の概要と問題点
 2 文科省が実施する家庭教育支援の推進
 3 二〇〇六年法の精神
 4 比較の視点――子どもの権利条約と地方公共団体の家庭教育支援条例

第2章 親子断絶防止法について 千田有紀
 1 諸外国での動き
 2 日本での動き
 3 親子断絶防止法について

第3章 経済政策と連動する官製婚活 斉藤正美
 1 官製婚活がいつから始まったのか
 2 どうして官製婚活政策が広がったのか
 3 官製婚活は、いまどうなっているのか
 4 今後、何が広がっていくか

第4章 自民党改憲草案二十四条の「ねらい」を問う 若尾典子
 1 日本国憲法二十四条への攻撃
 2 改憲草案前文と「家族保護」規定
 3 改憲運動にとっての改憲草案二十四条の役割
 4 世界人権宣言十六条との比較

終章 イデオロギーとしての「家族」と本格的な「家族政策」の不在 伊藤公雄
 1 家族の自立と家族の保護
 2 イデオロギーとしての「家族主義」
 3 「家族主義」のパラドクス
 4 家族教育支援法
 5 「家族は一体イデオロギー」と親子断絶防止法

版元から一言

政府が「女性の活躍」を華々しく謳う一方で、家庭教育支援法案、親子断絶防止法案、自民党の憲法改正草案(24条改正)、改正教育基本法など、女性の権利を制約したり、家族のあり方や性別役割を固定化しようとする法律や法律案が議論され、それらを成立させようとする動きが顕著になっている。また、内閣府の婚活支援や各自治体の官製婚活も活発化しているのが現状である。

個人の権利を制限する一方で、「家族・家庭」や「個々人の能力・資質」までも共同体や国家に組み込むような諸政策の問題点の核心はどこにあるのか。

他方で、家族や子育て、性的マイノリティを支援する社会制度の設計は喫緊の課題である。国家の過度な介入を防ぎながらどう支援を実現していくのかを、家族やジェンダー、福祉、法学の専門家がそれぞれの立場から縦横に論じる。日本の右傾化を問ううえでも重要な一冊。

執筆者
本田由紀/二宮周平/千田有紀/斉藤正美/若尾典子/伊藤公雄
(以上、執筆順。敬称略)

著者プロフィール

本田 由紀(ホンダ ユキ)

1964年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授。専攻は教育社会学。著書に『社会を結びなおす』(岩波書店)、『もじれる社会』『教育の職業的意義』(ともに筑摩書房)、『軋む社会』(河出書房新社)、『「家庭教育」の隘路』(勁草書房)、編著書に『現代社会論』(有斐閣)など。

伊藤 公雄(イトウ キミオ)

1951年生まれ。京都大学・大阪大学名誉教授。京都産業大学客員教授。専攻は文化社会学、政治社会学、ジェンダー論。著書に『「戦後」という意味空間』『「男女共同参画」が問いかけるもの』(ともにインパクト出版会)、『男性学入門』(作品社)、共編著に『ジェンダーで学ぶ社会学〔全訂新版〕』(世界思想社)、共著に『女性学・男性学 改訂版』(有斐閣)など。

上記内容は本書刊行時のものです。