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絵はがきで楽しむ歴史散歩 富田 昭次(著) - 青弓社
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絵はがきで楽しむ歴史散歩 (エハガキデタノシムレキシサンポ) 日本の100年をたどる (ニホンノヒャクネンヲタドル)

歴史・地理
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発行:青弓社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ20mm
重さ 506g
344ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7872-2064-6   COPY
ISBN 13
9784787220646   COPY
ISBN 10h
4-7872-2064-0   COPY
ISBN 10
4787220640   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年5月
書店発売日
登録日
2016年3月25日
最終更新日
2020年6月15日
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書評掲載情報

2016-06-19 読売新聞  朝刊
評者: 宮部みゆき(作家)
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紹介

東京の名所案内、近代化する都市、暮らしと文化、近代史を飾った人々、新しい技術と産業、戦後復興と高度成長期の絵はがきを展示し、近代日本の100年という一大パノラマを展望する。歴史の教科書では学べないホントの時代と風景を、カラーも交えて紹介する。

目次

はじめに――絵はがきを集めた人々

東京名所案内
 青山練兵場と明治神宮外苑/銀座/軍人会館/首相官邸/隅田川とその橋梁/忠犬ハチ公像/築地本願寺/帝国ホテル/東京駅/東宮御所(国立国会図書館、迎賓館赤坂離宮)/ニコライ堂/日本橋/日比谷公園

絵はがきと知識人
 鴎外の時代が読み解ける絵はがきの数々/絵はがきからわかる家庭人としての柳田國男/考現学者の絵はがき通信は三百七十余通/残された絵はがきから伝わってくる兄妹の愛情

都市の近代
 札幌市/小樽市/函館市/仙台市/横浜市/新潟市/名古屋市/京都市/大阪市/神戸市/広島市/福岡市/長崎市/鹿児島市/大連市/哈爾浜市/上海市

絵はがき研究書拾い読み
 楠田宗弘/寺島孝雄/宮下孝介編『魅惑の進水式――FANTASTIC LAUNCH』/
 木村松夫/石井敏夫編著『絵はがきが語る関東大震災――石井敏夫コレクション』/
 Barry Zaid, WISH YOU WERE HERE/
 横浜開港資料館編『100年前の横浜・神奈川――絵葉書でみる風景』/
 末延芳晴『荷風とニューヨーク』/
 林宏樹『広告絵はがき――明治・大正・昭和の流行をみる』/
 生田誠『日本の美術絵はがき1900―1935――明治生まれのレトロモダン』/
 山田俊幸/永山多貴子編『小林かいちの世界――まぼろしの京都アール・デコ』

カラーで見る絵はがきの世界

人々の暮らしと文化
 慰問袋/大相撲人気/大原女/倶楽部ライフ/桜島大根/自動車学校(職業としての自動車運転手)/西洋家具/仙台七夕まつり/転地療養と南湖院/富士登山と富士講/文化住宅/奉安殿/もんぺファッション/遊園地

近代史を駆け抜けた人々
 清水次郎長(一八二〇―九三)/渋沢栄一(一八四〇―一九三一)/伊藤博文(一八四一―一九〇九)/後藤新平(一八五七―一九二九)/中村直吉(一八六五―一九三二)/二宮忠八(一八六六―一九三六)/徳冨蘆花(一八六八―一九二七)/沖禎介(一八七四―一九〇四)/瀧廉太郎(一八七九―一九〇三)/アート・スミス(一八九〇―一九二六)/愛新覚羅溥儀(一九〇六―六七)/飯沼正明(一九一二―四一)

新しい制度、新しい技術、新しい産業
 X線撮影/株式取引所/国策航空会社/自動車製造/新聞/(輸出品としての)人力車/石油鉱業/地下鉄/陪審裁判/ビール醸造/養狐業

絵はがきを商う人々
 絵はがき収集は「趣味を養い、至極好い道楽」/明日からでも開業できる絵はがき屋/苦学生が露店で販売すれば、外交で稼ぐ人も/広島県福山市に存在した「理想的な問屋」/今日のポイント制度のような割引制度も

戦後復興と高度成長の風景
 ABCC(原爆傷害調査委員会)が広島・比治山に研究所を開設/憲法記念館が結婚式場に生まれ変わる/江の島に平和の塔がそびえ立つ/戦後初の皇室外交で、皇太子がプレジデント・ウィルソン号で出帆/戦後復興の幕開けを飾る銀座のにぎわいとその夜景/日本初の集約電波塔、名古屋テレビ塔が誕生/関門海底国道トンネル、二十一年の工期を経て開通/被爆遺産の浦上天主堂が解体撤去される/東京オリンピックに向けて巨大ホテルが開業

参考文献

おわりに――絵はがき、この不可思議なるもの

版元から一言

文明開化が生んだニューメディア=絵はがきは、近代化・西洋化で変貌する近代社会を伝え、ラジオやテレビがない時代に事件やイベントを、そして観光という新しい娯楽を、さらには自動車の登場や地下鉄開通を、全国に伝達した。1900年に私製ハガキが解禁になると、人々はこぞって年賀状や名所旧跡、アート作品の絵はがきを作って互いに送り合った。
東京の名所案内、近代化する都市、暮らしと文化、近代史を飾った人々、戦後復興と高度成長期などの絵はがきを350点も展示していて、近代日本の100年という一大パノラマが絵はがきという窓から展望できる。
歴史の教科書が教えてくれないホントの時代と風景を、カラー図版も交えて紹介する。

著者プロフィール

富田 昭次  (トミタ ショウジ)  (

1954年、東京都生まれ。ホテル史研究を振り出しに、近代旅行史、近代文化史へと研究の範囲を広げる。青弓社からは『絵はがきで見る日本近代』『ホテル百物語』『ホテル博物誌』『ホテルの社会史』、『ホテルと日本近代』(韓国で翻訳)、『旅の風俗史』(台湾で翻訳)を上梓。そのほか、『東京ヒルトンホテル物語』(オータパブリケイションズ)、『ノスタルジック・ホテル物語』(平凡社)、『サービスはホテルに学べ』(光文社)、『日本ホテル協会百年の歩み』(本編執筆、日本ホテル協会)など著書多数。高級ホテル客室常備誌「International Travel Plan」で絵はがきに関する記事を連載中。

上記内容は本書刊行時のものです。