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音楽を動員せよ
統制と娯楽の十五年戦争
A5判
272ページ
上製
定価
3,400円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2008年2月
- 書店発売日
- 2008年2月7日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年12月25日
書評掲載情報
2022-10-29 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 川崎賢子(清華大学日本研究センター客員研究員) |
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紹介
近代日本で大衆化した音楽は、15年戦争期にどのように「戦争の手段」として活用され、人々に愛され親しまれたのか。戦時下の音楽界の組織化の諸相などの国内動向から対外宣伝、そして戦後の戦争責任論まで射程に収め、音楽史の暗部に光を当てる労作。
目次
はじめに
第1章 音楽と総動員体制
1 近代日本の歩みと音楽
2 メディアと洋楽
第2章 音楽界の一元化――演奏家協会と日本音楽文化協会
1 一九三〇年代の音楽界
2 新体制の時代へ
3 一元化への動き
第3章 電波に乗った歌声
1 『国民歌謡』の始まりと普及
2 『われらのうた』から『国民合唱』へ
第4章 量産された「国民歌」――アジア・太平洋戦争期の楽曲募集
1 楽曲募集の変遷
2 アジア・太平洋戦争期の楽曲募集
3 日本音楽文化協会による楽曲募集
第5章 音楽の「大東亜共栄圏」
1 植民地統治における文化の活用
2 日本音楽文化協会の対外活動
3 音楽活動や言説にあらわれた「大東亜共栄圏」
第6章 「戦後」への射程
1 意識としての敗戦
2 戦後に継続する流れ
おわりに
人名索引
事項索引
上記内容は本書刊行時のものです。