版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
日本的時空観の形成 吉川 真司(編集) - 思文閣出版
..
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

日本的時空観の形成 (ニホンテキジクウカンノケイセイ)

歴史・地理
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:思文閣出版
A5判
608ページ
定価 12,500円+税
ISBN
978-4-7842-1892-9   COPY
ISBN 13
9784784218929   COPY
ISBN 10h
4-7842-1892-0   COPY
ISBN 10
4784218920   COPY
出版者記号
7842   COPY
Cコード
C3021  
3:専門 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年5月16日
最終更新日
2017年5月16日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

日本における古典的・伝統的な時空観はいつ、どのように形成されたのであろうか。
空間認識・時間認識を形作るさまざまな要素―周囲を海に囲まれ、四季がはっきりと分かれる日本の地理的・気候的環境、中国から伝来した暦法と時刻制、あるいは政治制度、さらには仏教の影響など―を、文献史学、考古学、歴史地理学、国文学の研究者たちがそれぞれの視点から分析。古代から中世にかけての日本的時空観の形成・定着のプロセスを具体的かつ実証的に明らかにする。

目次

序 論(吉川真司)

Ⅰ 古代の時間と空間
時空間情報科学からみた日本的時空観(宇野隆夫)
日本古代国家形成と時空観(下垣仁志)
古代日本の空間意識に関する覚書(門井直哉)
日本古代における王都の空間認識(林部 均)
日出処・日本の元日朝賀と銅烏幢(西本昌弘)
古代における国郡領域編成の一考察――備前・美作の事例――(今津勝紀)
日本古代のオホヤケ構造(大津 透)
古代日本の農事慣行と地方官人(武井紀子)


 Ⅱ 古代から中世へ
陰陽道の成立についての試論――呪禁師との関係と「初期陰陽道」概念について――(細井浩志)
亀卜の時空(井上 亘)
親王にとっての過去・現在・未来――『吏部王記』に見る日記執筆の意図――(畑中彩子)
『御堂関白記』古写本・寛仁元年九月三十日条と十月一日条の書写順序をめぐって(倉本一宏)
『今昔物語集』の成立と宋代――成尋移入書籍と『大宋僧史略』などをめぐって――(荒木 浩)
法隆寺所蔵『五天竺図』にみる仏教的世界認識の更新――仮想現実としての補陀落山の登場――(横内裕人)
日本中世生霊試論(徳永誓子)


 Ⅲ アジアという視座
『十節記』新考(劉 暁峰)
古代東アジア世界における高句麗勢力圏――倭勢力圏理解の端緒として――(井上直樹)
梁の武帝と転輪聖王(河上麻由子)
中国南方の新羅人――浙江省台州の地名を手がかりに――(榎本 渉)
契丹国(遼朝)の祭祀・儀礼に関する歴史的変遷と方位観について(武田和哉)


あとがき―「時空」論集に向けて―(倉本一宏)

共同研究会開催一覧
執筆者紹介

上記内容は本書刊行時のものです。