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熊倉功夫著作集 第六巻
民芸と近代
発行:思文閣出版
A5判
516ページ
定価
7,000円+税
- 書店発売日
- 2017年7月20日
- 登録日
- 2017年7月1日
- 最終更新日
- 2017年7月5日
紹介
伝統とは、美とは、日本とは―
文化史の諸領域にわたり茶の湯を軸として、鋭敏な感覚で鮮やかに本質を明らかにし、分野を軽々と飛び越えて新たなパースペクティブを示し続けてきた著者が、自選によってまとめる七つの小宇宙
あいまいになってきた日本のかたち。
美とふるまいの歴史から見直したい。
近代の自我と対峙しながら無心の美を求めた民芸運動。
和と洋のせめぎあいの中で形成されたマナーと風俗。
それは日本人の心の近代史でもある。
目次
Ⅰ民芸の発見
はじめに
一 『白樺』のなかで
二 民芸の発見
三 民芸の運動
四 民芸の超克
手紙のなかの柳宗悦
私信にみる二人の関係―河井寛次郎宛柳宗悦書簡集より―
柳楢悦の歌集
Ⅱ文化としてのマナー
はじめに
一 マナーを風俗文化としてみる
二 食事作法とは何か
三 食事作法の変化
四 飲む作法
五 間の礼法
六 茶道と近代の女性礼法
七 近代作法書を読む
八 「国民礼法」の成立
九 マナーの行方
参考文献ならびに史料
あとがき
岩波人文書セレクションに寄せて
Ⅲ風俗と酒・美について
明治時代の流行と風俗
酒と社交
耀盌を拝見して―出口王仁三郎師の芸術―
真人井上有一の誕生―「東京大空襲」「噫横川国民学校」によせて―
解説 中野目徹
索引(人名・事項)
上記内容は本書刊行時のものです。