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新装版 しみづあたたかをふくむ 森賀まり(著/文) - ふらんす堂
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新装版 しみづあたたかをふくむ (シンソウバン シミズアタタカヲフクム)

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発行:ふらんす堂
四六変形判
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-7814-1541-3   COPY
ISBN 13
9784781415413   COPY
ISBN 10h
4-7814-1541-5   COPY
ISBN 10
4781415415   COPY
出版者記号
7814   COPY
Cコード
C0092  
0:一般 0:単行本 92:日本文学詩歌
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2023年2月14日
最終更新日
2023年3月4日
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受賞情報

第62回俳人協会賞

紹介

◆第62回俳人協会賞受賞!

新装版にて再版しました!

「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」。暦の中にこのことばを見つけたときなつかしくなった。新年が明けて大寒の少し前、寒さが最も厳しくなる頃の時候である。
私の生家は瀬戸内の石鎚山の登り口に近く、湧水を水源とする地にある。凍るような朝は蛇口を開け放って出し流した。水が温んでくるのを待って顔を洗うのだ。
七十二候を眺めるに多くがふとした気づきを誰かがつぶやいたようだ。なかでも玄冬の底に置かれたこの語の寧らかさにひかれる。いっそうの寒さがはじめて水の温みを気づかせる。(あとがきより)

◆作品紹介
雨太く楝の花に吹き込める
この夜を落葉の走る音ならむ
春風に背中ふくらみつつ行けり
烏瓜の花が黙つてついてくる
日の窓の一つかがやき初氷
末枯れて足あたたかに人の家
虎杖やひとり仕事の歌もなく
凍雲や生簀は声の散りやすく
靴下のちひさく乾く寒さかな
秋の水映画に長き掉尾あり

著者プロフィール

森賀まり  (モリガマリ)  (著/文

1960年 愛媛県生まれ
句集『ねむる手』『瞬く』
詩集『河へ』
田中裕明との共著『癒しの一句』

「百鳥」「静かな場所」同人
俳人協会会員

上記内容は本書刊行時のものです。