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短篇集
四六判
194ページ
上製
価格
2,700円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2017年9月13日
- 登録日
- 2017年8月2日
- 最終更新日
- 2017年9月12日
紹介
◆第一句集
茅花流し山羊の乳煮る娘の見えて
連句と俳句に親しんでいたのである。そして、
付合いの手法を一句の句作りにも活用して、
独特な俳句の世界を築いてもいたのだ。
金子兜太
◆自選一〇句
春の夜の水音よみ人しらずかな
囀りや緑の眼眠る柩
白牡丹うつらうつらとうまい噓
寝物語に犀の生き死に無月なり
紅葉かつ散る大航海時代かな
馬肥ゆる大津絵の鬼どんぐり目
熊撃たる日曜の僕のベッド
ふぐ刺しの震えのように君寄り来
お降りや短篇集に恋の小屋
なまはげの三人でゆく一列
目次
序・金子兜太
Ⅰ
よみ人しらず 17
うまい噓 21
湖の木片 25
短篇集 29
明日香浄御原宮 33
鳥類学者 37
Ⅱ
ふぐ刺しの震え 43
貧窮問答歌 47
造形学部 51
バンド仲間 55
雨季の時計 59
回送電車 63
Ⅲ
蜜の歯ざわり 69
大航海時代 73
捻転 77
ゴブラン織り 81
Ⅳ
機械油 87
徒弟時代 91
酸っぱい顔 95
Ⅴ
紐の姿 101
箸の音 105
貧乏ゆすり 109
Ⅵ
夜鳴き 115
実顔 119
Ⅶ
夜の川 125
天文台 129
深井 133
Ⅷ
緑の眼 139
ぽっぺん 143
Ⅸ
橋の震え 149
白蛾 153
鋭き声 157
Ⅹ
在りしひと 163
無色 167
銅鏡の紐 171
句集『短篇集』評・安西篤
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。