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翔ぶ母 石原日月(著/文) - ふらんす堂
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翔ぶ母
四六変形判
98ページ
並製
価格
1,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2017年2月10日
- 登録日
- 2017年1月18日
- 最終更新日
- 2017年2月10日
紹介
◆第二句集
悲しみの彼方、母への、
捜り打つ夜半の最弱音
( 吉田一穂「母」部分)
今年は父母の、ということは東日本大震災の犠牲者の方々の、七回忌ということで、ひとつの区切りとして句集という形に纏めてみました。 （あとがきより）
◆自選十句
空蟬や翔び去る母を押さへをり
花野より花の草履で帰りけり
蓑虫や介護ベッドを蓑として
呆けても京の和菓子の秋となり
蝶の瞳で地中海に目覚めしか
笑顔だけ母に似てくる鳳仙花
死の形のベッドの皺に春日差す
骨拾ふ箸長すぎて春嵐
骨壺を包めば紋白蝶となり
逝く春や耳寄せて聴くピアニシモ
目次
遠景 5
病む 15
間奏 51
死に給ひし 65
風に吹かれて 85
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。
