版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
【電子書籍版】僕に生きる力をくれた犬 NHK BS「プリズン・ドッグ」取材班(著) - ポット出版
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
子どもの文化     書店(直)
直接取引:あり
返品の考え方: 返品は常時承ります。了解書が必要な場合は沢辺、もしくは糸日谷了解とご記入ください。

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

【電子書籍版】僕に生きる力をくれた犬 (デンシショセキバンボクニイキルチカラヲクレタイヌ) 青年刑務所ドッグ・プログラムの3ヵ月 (セイネンケイムショドッグプログラムノサンカゲツ)

社会一般
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:ポット出版
電子書籍
価格 933円+税
ISBN
978-4-7808-5068-0   COPY
ISBN 13
9784780850680   COPY
ISBN 10h
4-7808-5068-1   COPY
ISBN 10
4780850681   COPY
出版者記号
7808   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2011年10月
書店発売日
登録日
2011年10月27日
最終更新日
2011年12月10日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

アメリカ・オレゴン州にあるマクラーレン青年更生施設を舞台に、
罪を犯した若者と、捨てられた犬の交流を描いた
NHK BSドキュメンタリー番組の単行本化。

マクラーレン青年更生施設では、捨て犬の飼育を通じて受刑者の更生を促す
「プロジェクト・プーチ」と呼ばれるドッグ・プログラムの取り組みが行われている。
全米の刑務所の再犯率の平均が5割といわれるなか、
このドッグ・プログラムを受けた若者たちは、再犯率ゼロを記録し続けている。

ATP賞2010ドキュメンタリー部門優秀賞を受賞!

目次

プロローグ●刑務所で育てられる犬

一●スティーブンとハンター─「伏せ」までの7日間

二●アレックスとオレオ─犬から始まるコミュニケーション

三●ジェフとジギー─愛情を感じる気持ちよさ

四●ドッグ・プログラムとジョアン・ドルトン─犬から何を学ぶのか

五●八月の犬たち─二ヵ月目の訓練

六●それぞれの家族─行き違いの気持ちを抱えて

七●スティーブンの新しい犬─虐待犬に寄り添って

八●犬たちの旅立ち─幸せにつながるゴール

エピローグ●"犬"たちとの再会

あとがき

版元から一言

本書は、アメリカ・オレゴン州にあるマクラーレン青年刑務所(更生施設)を舞台に、捨てられた犬の訓練を通して、罪を犯した若者たちが成長し、変化を遂げていく姿を追いかけたドキュメンタリーです。

犬は罪を犯した人間であろうと、自分に愛をそそいでくれる人には、必ず信頼を寄せてきます。
本書の3人の主人公、スティーブン、アレックス、ジェフが、はじめて担当した犬を3カ月にわたって訓練していくなかで、次第に犬と気持ちを通い合わせていきます。
我慢強く毎日犬の世話をやり続けること、犬を育てるために他者とコミュニケーションをとること、その積み重ねを支えてくれるのは、やっぱり一途に自分をしたってくれる「犬」がいるこそだからなのです。
青年刑務所に入っている若者の多くは、親にも見捨てられ、酒・ドラッグ・犯罪がごく身近にある環境で育ってきていて、ある意味犯罪をおかすことも日常の地続きにあります。そんなアメリカ社会の底辺にいる彼らは、捨てられた犬に自分たちの姿を重ね合わせているのです。
このプログラムを立ち上げた女性が「犬だからこそこの試みが成功している」というように、人で教えられないことを犬が教えてくれるのです。

この本は、もともとNHK BSドキュメンタリー番組「プリズン・ドッグ」を見て、本にしたいなあと思い、なんとか完成にたどりついたものです。
映像と活字という表現方法の違いは同じドキュメンタリーといえども、完成物にする手法がまったく違うということがよくわかりました。
映像はやっぱり絵が撮れなければなりません。乱暴に言ってしまえば、絵があればほんとに一言の重要なセリフがあるだけで、じゅうぶん伝わるということもあります。またそのシーンの解釈を見る側にゆだねるということが成り立ちます。
いっぽう文章にするためには、その背後に十分な聞き取りがなければ細部を書けません。あるシーンを描くにしても、描く側の視点と言葉がなければ絵を言葉で伝えることはできません。
製作過程で、そういったこともいろいろ学んだ一冊となりました。
番組そのものは好評で何度か再放送されています。また再放送があるかもしれません。
ぜひ機会があったら、映像のほうも見てみてください。

犬を飼っている人、これから飼いたいなと思っている人、ぜひ一度本書を手にとってみていただけると……。

上記内容は本書刊行時のものです。