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中井正一伝説
二十一の肖像による誘惑
四六判
456ページ
上製
定価
3,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2009年6月
- 書店発売日
- 2009年6月25日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2010年10月28日
書評掲載情報
2010-09-21 | 図書館雑誌 vol.104 No.9 |
2009-09-19 | 図書新聞 |
2009-08-21 |
出版ニュース
2009年8月下旬号 評者: 山口源治郎 |
2009-07-25 | ハヤカワ ミステリマガジン 2009年9月号 |
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紹介
中井正一は、なんと魅力的な人間だったのか─
美学者・哲学者として独自の思想・論理を構築し、戦後、羽仁五郎の推薦により、国立国会図書館初代副館長に就任する。久野収、大宅壮一ら、同時代の多くの知識人、文化人と親交を結んだ。
スポーツを愛し、映画を愛し、そして人間を愛した。
その豪放磊落な性格は、人を魅きつけてやまなかった。
大宅壮一をして「こういう人物によってつくられた社会なら、文句なしに移り住みたいと思う」
といわせしめた(本文より)男、中井正一の生涯を描く。
いまここに、人間中井正一が立ちあがってくる。
目次
口絵
序章◎まなざし
●出生伝説
●正一の原体験
●「自由の鐘」乱打事件
2章◎幸福な季節
●家訓伝説
●中井ホテル
●ストップウォッチ伝説
3章◎抵抗と挫折
●滝川事件と「中井のおっさん」
●『美・批評』・『世界文化』と「委員会の論理」
●『土曜日』と「命まどうてもらいます」
●「われらが信念」と「中宮寺の観音」
4章◎地方文化運動の光と影
●ここに一人の青年が結集している
●聴衆0の講演会
●馬になった話
●「焼け落ちたね」
5章◎真理はわれらを自由にする
●「母に相談して」
●「金森メモ」と〝丹那トンネル〟
●一隅を照らす
6章◎図書館法ついに通過せり
●神田神保町までくると……
●燃えひろがる火は点ぜられた
●霧の中のヨードル
終章◎新しい神話をもとめて
●〝プロメトイスが肝臓を喰いよった〟
結びに代えて
付
あとがき
主要な引用・参考文献
年譜
上記内容は本書刊行時のものです。