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ポール・ド・マンの戦争 土田 知則(著) - 彩流社
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ポール・ド・マンの戦争 (ポール ド マン ノ センソウ)
原書: LA GUERRE DE PAUL DE MAN

哲学・宗教
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発行:彩流社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ14mm
重さ 220g
228ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7791-7103-1   COPY
ISBN 13
9784779171031   COPY
ISBN 10h
4-7791-7103-2   COPY
ISBN 10
4779171032   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0310  
0:一般 3:全集・双書 10:哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年5月
書店発売日
登録日
2018年3月14日
最終更新日
2018年5月25日
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紹介

知の巨人ポール・ド・マンは何と戦っていたのか……。

親ナチ的だと批判された「ド・マン事件」に迫る!

ド・マンの死から4年後の1987年8月、
欧米を中心とする世界の言論界・思想界に
一種狂乱的な騒動が持ち上がる。

若き日のド・マンがベルギーの大手日刊紙『ル・ソワール』に
寄せた文章「現代文学におけるユダヤ人」
(1941年3月4日掲載) が発見され、
その内容が親ナチ的として厳しく非難・糾弾されたのだ。

批判派と擁護派の大掛かりな論争を引き起こすが、
束の間の乱痴気騒ぎのようなこの出来事は何故生じたのか。
「ド・マン事件」とはいった何だったのか。

ベルギー時代のド・マンが執筆した
フランス語の幾篇かの新聞記事を精査しながら、
この事件の根底に潜む問題を明らかにするとともに、
ジャーナリスト時代のド・マンとその後のド・マンの、
思想的・言語的な接続性および断続性について
思考・考察する!

ドイツ占領下時代に書かれた
ド・マン自身の新聞記事12篇を単行本、初収録!

目次



第一章 〈卑俗な〉という危うげな一語に託して
    ポール・ド・マンの選択

【コラム①】
ドイツ占領下時代の新聞記事 四篇【訳者解題】、
「現代文学におけるユダヤ人」
「シャルル・ペギー」
「批評の現代性について」
「ドイツ現代文学への手引」

第二章 ポール・ド・マンと二人のコラボラトゥール

第三章 歴史から言語へ
    ポール・ド・マンの言語論的転回

【コラム②】ドイツ占領下時代の新聞記事 五篇【訳者解題】、
「フランス文学の現代的諸傾向」
「ヨーロッパという概念の内実」
「批評と文学史」
「フランス詩の現代的諸傾向」
「文学と社会学」

第四章 ポール・ド・マンと「物質性」に関する
二つの解釈系列

【コラム③】ドイツ占領下時代の新聞記事 三篇【訳者解題】
「戦争をどう考えるか?」
「イギリスの現代小説」
「出版社の仕事」

第五章 「ポール・ド・マン事件」とは何だったのか

著者プロフィール

土田 知則  (ツチダ トモノリ)  (

TOMONORI TSUCHIDA.
つちだ・とものり
千葉大学文学部教授。
1956年、長野県に生まれる。
1987年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程
単位取得退学。
現在、千葉大学大学院人文科学研究院教授。
専門はフランス文学・文学理論。
著書に、『現代文学理論』(共著、新曜社)、
『プルースト 反転するトポス』(新曜社)、
『間テクスト性の戦略』(夏目書房)、
『ポール・ド・マン――言語の不可能性、倫理の可能性』
(岩波書店)、
『現代思想のなかのプルースト』(法政大学出版局)ほか、
訳書にマーティン・マックィラン
『ポール・ド・マンの思想』(新曜社)、
ジャック・デリダ
『そのたびごとにただ一つ、世界の終焉』
(全2冊、共訳、岩波書店)、
ポール・ド・マン『読むことのアレゴリー』(岩波書店)、
バーバラ・ジョンソン『批評的差異
――読むことの現代的修辞に関する試論集』(法政大学出版局)
ほかがある。

上記内容は本書刊行時のものです。