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米比戦争と共和主義の運命
トウェインとローズヴェルトと《シーザーの亡霊》
発行:彩流社
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ15mm
重さ 220g
223ページ
並製
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年4月
- 書店発売日
- 2017年4月7日
- 登録日
- 2017年2月22日
- 最終更新日
- 2017年4月28日
紹介
シーザー主義(=帝国主義)の亡霊に絶えず晒されてきた
共和国アメリカ……。
1776年に誕生した美徳の共和国アメリカが、その対極に
位置する帝国主義国家に変貌した最大のきっかけが、
1899~1913年の米比戦争である。
米比戦争の本質に迫るのは、共和国という振り子が
共和主義から帝国主義へと大きく振り切った状態である
現在のアメリカ合衆国そのものを知ることでもある。
本書では、政治家セオドア・ローズヴェルトに代表される
帝国主義者たちと小説家マーク・トウェインに代表される
反帝国主義者たちを両極に配置して、
アメリカ文学研究の大家が、歴史的、文化的な角度から
米比戦争の本質にアプローチする。
目次
プロローグ――米比戦争とは何だったか
第一章 平和のための膨張――セオドア・ローズヴェルト
第二章 共和国アメリカのゆくえ――反帝国主義連盟の論客たち
第三章 国民的作家の変身――マーク・トウェイン
第四章 星条旗はためく下で――聖戦意識と残虐行為
第五章 愛国者たちと反逆者たち――反帝国主義小説を読む
第六章 異文化との遭遇――日記と手紙のなかの侵略者たち
エピローグ――セントルイス万博とフィリピン・リザベーション
上記内容は本書刊行時のものです。