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イマージュの箱舟
家族・動物・風景
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年12月
- 書店発売日
- 2016年12月22日
- 登録日
- 2016年10月17日
- 最終更新日
- 2019年1月30日
紹介
「家族」とは、「動物」とは、「風景」とは…
「幸福」追求のその先にあるものとはいったい何か。
人はみな、最善のあり方を求めながら生きている。
そのためには、人びとが尊重され、光り輝き、
その人なりの最善のあり方を目ざすことが
可能となる「社会」が必要である。
そうした社会を実現するために、
「人」を表面的な能力で価値づけるのではなく、
「存在そのもの」に対して絶対的な価値を
見いだそうとする「人間理解」が重要となる。
個人の相違や特性を相互に認めたうえでの
「社会づくり」を具現化するための
文化時評的、「3・11」後の根源的考察。
目次
(1)フランスの家族政策
(2)ダニの感覚器と環世界(Unwelt)
(3)認知症について
(4)風景の再発見
(5)死生観について
(6)寺山修司を待ちながら
(7)永遠の生を表現するお顔に魅せられて
――川倉、賽の河原地蔵尊
(8)クマの磔刑図
――田中康弘著『マタギ矛盾なき労働と食文化』書評
(9)魂を売った男の顛末
――鬼才ウィル・タケットの舞踊劇「兵士の物語」を観て
(10)7・28&3・11への鎮魂巡礼
――福士正一の舞踏を観て
(11)闇の果ての記憶の深層へ
――ボルタンスキー&ジャン・カルマン「最後の教室」
(12)鬼沢の鬼は裏の鬼
――鬼神社を訪ねて
(13)老いたる りんごの物語
――阿部澤展を見て
(14)絵画表現のもとになる「ことば」の世界へ
――村上善男の言葉
(15)白神散策と青池の神秘
――ルニ家族の津軽散歩(上)
(16)ルニ家族展in Hirosaki
――ルニ家族の津軽散歩(下)
(17)「不完全な視線」による写真芸術
――ジュリア・マーガレット・キャメロン展
(18)前川國男の建築を受け継いで
――弘前市新庁舎を訪ねて
上記内容は本書刊行時のものです。